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捨てがたき人々 (2012/)

[Drama]
製作榊英雄 / 秋山命 / 川村英己 / 見城徹
監督榊英雄
脚本秋山命
原作ジョージ秋山
撮影宮川幸三
美術井上心平
音楽榊いずみ
衣装岡本佳子
出演大森南朋 / 三輪ひとみ / 内田慈 / 滝藤賢一 / 伊藤洋三郎 / 美保純 / 田口トモロヲ / 佐藤蛾次郎 / 諏訪太朗 / 寺島進 / 荒戸源次郎
あらすじ生きることに飽きたとうそぶく狸穴勇介(大森南朋)は、かつて捨てた海辺の故郷に舞い戻ってきた。仕事もせず無気力に日々を過ごす勇介は、美しいが顔に大きなアザのある京子(三輪ひとみ)と出会う。京子は新興宗教の熱心な信者で、他人を愛することでコンプレックスを克服したのだといい、無愛想な勇介にも笑顔で接するのだった。京子の叔母あかね(美保純)は、粗暴な勇介に近づかないように忠告するが、案の定勇介は強姦まがいに京子と関係を結んでしまう。京子はずるずると関係を続け、勇介に教団幹部の吉丸(田口トモロヲ)が経営する工場に就職の世話までするのだった。ジョージ秋山の原作を息子の秋山命が脚本化。(123分) (ぽんしゅう)[投票]
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全3 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5声高に叫ぶ無常や明け透けな性欲など笑っちまう位にジョージ秋山で、大らかで愚直な演出が絶妙な噛み合わせ。釈然とせぬことだらけの人生に解などなく流転の果てに終着も無いが悩んだって仕方ない。そういう割り切りを脇から体現する美保純も又絶品。 (けにろん)[投票]
★4どうせ欲望に抗って生きることなどできないのなら、狸穴(大森南朋)の嘘のない生こそが潔いのかもしれないが、悲しいかな人は虚飾をまとったその陰で欲望を満たしながら生きるのを常とする。ときに虚飾は愛や絆と混濁する。嘘なく生きる定めの男の無謀と悲しさ。 (ぽんしゅう)[投票]
★3大森南朋の帰島以来、平穏だったはずの五島では、彼と直接/間接に関係した者たちが次々と非業の死を遂げる。「生きるのに飽きた」にもかかわらず生き続ける大森と釣り合いを計るかのように。「それでも生きてしまう」男と、彼の途上に横たわる屍たち。その対照を結果しているのは常に生理的欲求である。 (3819695)[投票]
Ratings
5点1人*
4点3人***
3点5人*****
2点0人
1点0人
9人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
マイナーな男と呼ばれて・・・ (ぽんしゅう)[投票(17)]パーソナル・カルト20 (けにろん)[投票(3)]
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