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エリザのために (2016/ルーマニアベルギー)

Graduation
Bacalaureat

[Drama]
製作クリスティアン・ムンジウ
監督クリスティアン・ムンジウ
脚本クリスティアン・ムンジウ
撮影トゥードル・ヴラディミール・パンドゥル
美術シモナ・パドゥレツ
出演アドリアン・ティティエニ / マリア・ヴィクトリア・ドラグス / ヴラド・イヴァノフ / リア・ブグナル / マリナ・マノヴィッチ
あらすじ89年の民主化後のルーマニアに期待して帰国した医師のロメオ(アドリアン・ティティエニ)だが、すでに50歳となったいまでも腐敗が残る祖国に嫌気がさしていた。妻との関係も冷え切りシングルマザーの英語教師と不倫を続けている。そんなロメオの唯一の望みは、高校卒業を間近に控えた娘のエリザ(マリア・ドラグシ)をイギリスの大学に留学させることだった。ところがエリザが、留学の条件である大切な卒業試験を前に暴漢に襲われてしまう。溺愛する娘が試験に失敗することを恐れたロメオは、知り合いの警察署長や試験担当官、さらには副市長を頼って、娘が留学できるように裏から手を回そうとするのだった。カンヌ国際映画祭監督賞(128分) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全3 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4「唐突な不幸」「法的手続きの不透明」「陳情のための奔走」「犯人の不明性」といった諸モティーフがきわめて写実的に語られるあたり、(過言を承知で云えば)カフカの現代版である。クリスティアン・ムンジウが企図したかどうかはともかく、その現状認識にカフカ性が多分に含まれていることは疑いない。 (3819695)[投票]
★3気持ちの落とし所のない、とても苦みが伴う映画。 [review] (プロキオン14)[投票(1)]
★3匿名者による投石がエスカレートするように、「諦め」はさらなる不穏を引き寄せ破壊を加速させる。この父親もまた“娘の将来”を口実に、それが権利であるかのように不正を行使して、秩序に開いたほころびを広げていく。諦観は倫理の境界線を書き換え、連鎖する。 (ぽんしゅう)[投票]
Ratings
5点0人
4点3人***
3点3人***
2点0人
1点0人
6人平均 ★3.5(* = 1)

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