★5 | 金が敵の世の中で・・・。登場者たちの思いがヒシヒシと伝わって来る。画はビックリする程立派な構図で、一つ一つ丁寧に撮っている。栗島が最初目がつり上がった怖い表情をしているが、夫が来た以降は柔和になる。彼女の上手さか、やはり成瀬演出の凄さか。
(KEI) | [投票] |
★4 | 退廃的な栗島すみ子の佇まいと、カスバが如き路地裏の描写(たった2カットしか残っていないがそれでも強烈)、意味深な土管の群れなど、かなり芸術点の高い作品。不況時代のやるせなさもビンビン伝わる正に傑作である。 [review] (町田) | [投票(1)] |
★4 | エイゼンシュテイン以後のサイレントらしく、意図的なカメラワークとたたみかけるよう編集を駆使した饒舌な映像演出を駆使して“昭和恐慌”に翻弄される妻(栗島すみ子)と失業夫(斎藤達雄)の姿が描かれる。28歳、成瀬巳喜男の気鋭が溢れる力づくの悲劇。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 話はすでにヤルセナキオだが、字幕の起き上がりまである演出が若々しい。成瀬はここから始めて、色んなものを削ぎ落としていったのだと、感慨を覚える。生活保護もない当時の剥き出しの貧乏話で、痛々しい。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | 桟橋に玄人っぽい女と水夫二人。栗島すみ子と、大山健二+小倉繁のコンビだ。煙草とマッチのやりとりが描かれ、栗島は蒸気船の渡船に乗る。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | トラックアップ使いすぎ。 (Yasu) | [投票] |