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紅の翼 (1958/日)
Crimson Wings
監督 | 中平康 |
脚本 | 中平康 |
原作 | 菊村到 |
撮影 | 山崎善弘 |
美術 | 松山崇 |
音楽 | 佐藤勝 |
出演 | 石原裕次郎 / 中原早苗 / 二谷英明 / 芦川いづみ / 峰品子 / 西村晃 / 芦田伸介 / 松下達夫 / 大坂志郎 / 山岡久乃 / 清水まゆみ / 安部徹 / 下絛正巳 / 小沢昭一 / 岡田真澄 / 滝沢修 |
あらすじ | 八丈島で破傷風患者が出たという報告が東京の飛行場に入った。たまたま飛行場にいた新聞記者の真弓(中原早苗)は、すぐに血清とチャーター便を手配する。しかし予定していた機材が故障し、小型のセスナしか飛ばすことができない。パイロットの石田(石原裕次郎)はあえてこの危険な任務を引き受けるが、洋上飛行中に、同乗していた大橋(二谷英明)と名乗る紳士が、実は殺人を犯して逃亡中の男だということが分かる。石田に拳銃を突き付け、行き先を変更するよう要求する男、血清が間に合うかどうか気が気でない石田と真弓、そしてタイムリミットは刻々と迫る…。[93分/カラー/シネマスコープ] [more] (Yasu) | [投票] |
人の信念を力で踏みにじることなど出来はしないのだ。[Video] (Yasu) | [投票(1)] | |
まず機内が禁煙じゃないのがビックリする。内容的にはお約束の連続だが、ブタになる前の裕次郎がカワイイし、安心して観てられるし、セスナのシーンも、幼い特撮を補って余りある演出でハラハラする。脇も豪華で、当時の裕次郎がいかに客を呼べるスターだったかが伺える。コケティッシュな中原早苗、気の強いお嬢・芦川いづみWヒロインも良い。 (直人) | [投票] | |
まず「八丈島に血清を」とのタイムリミット設定が巧い。ヒューマンドラマへの共感がスリルと焦燥感を倍化させる。が、これは原作の功績。中平の功績は屈託ない(まだ「紅の豚」に成る前の)裕次郎の起用というよりも、しつこいほど馬鹿丁寧にフェティッシュに飛行機の離発着を捉えた点にある。フィルムに定着したその緊迫感が映画を面白くする。 (町田) | [投票] | |
石原裕次郎は元々が育ちが良いからか、正義漢ぶりが全く嫌味に見えないところが得だね。 (甘崎庵) | [投票(1)] | |
裕次郎の魅力が納得理解できる1本。時代の要請との相乗効果が彼を伝説にしたのだな、と思う。中平康の演出・脚本は素材を活かす工夫に満ちており、登場人物たちの性格描写も見事。☆3.8点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
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