The Swallows of Kabul
Les Hirondelles de Kaboul
あらすじ | タリバン占領下のカブール。歴史教師だったモフセン(スワン・アルロー)は、公開処刑の場で女囚につい投石してしまい、自分の汚さを恥じる。彼の妻で美術教師だったズナイラ(ジタ・アンロ)とは、占領前は一緒に映画館に出かけた仲だった。彼女にせがまれて共に外出したモフセンは、家事ばかりの彼女に外がいかに酷い世界かを教えることになるのだった。一方、女子刑務所の管理者アティク(サイモン・アブカリアン)は、癌で余命幾ばくもない妻のムサラト(ヒアム・アッバス)と暮らしつつ、彼女の気遣いも顧みず笑うこともない毎日を過ごしていた。彼のもとに、久しぶりに若い死刑囚が連行されてくる。夫殺しの罪科をもつその女とは…。〔82分〕 (水那岐) | [投票] |
★5 | 水彩タッチの抑制のきいた画面は、変化しない澱の底のような言い知れぬよどみに満ちている。そこで展開される暗くはかないお伽話。チャドルという宗教的な囚人服に近いものが、この物語の有効な小道具である。お話は寓意を伝えるため単純で戯画的だが、これをアニメで撮ったスタッフの諦念も、そのまま観客にはストレートに届いてくる。 (水那岐) | [投票] |
5点 | 1人 | * |
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計 | 2人 | 平均 ★4.5(* = 1) |
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