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異端の鳥 (2018/チェコスロバキアウクライナ)

NABARVENÉ PTÁČE
The Painted Bird

[Drama/War]
製作ヴァーツラフ・マルホウル / アレクサンドル・クシャエフ
監督ヴァーツラフ・マルホウル
脚本ヴァーツラフ・マルホウル
原作イェジ・コシンスキー
撮影ウラディミール・スムトニー
美術ヤン・ヴラサーク
衣装ヘレナ・ロヴナ
特撮マルティン・クルハネク
出演ペトル・コラール / ニーナ・シュネヴィッチ / アラ・ソコロワ / ウド・キアー / ミカエラ・ドレサロバ / ズデニェク・ペチャ / レフ・ディブリク / イトカ・チュヴァンチャロヴァー / ステラン・スカルスゴール / ハーヴェイ・カイテル / ジュリアン・サンズ / ジュリア・バレントバ・ビドルナコバ / アレクセイ・クラフチェンコ / バリー・ペッパー / ペトゥル・ヴァネク
あらすじ戦争時の東欧。少年(ペトル・コラール)はユダヤの血を受け継ぐゆえの危険を逃れ、老婆マルタ(ニーナ・シュネヴィッチ)の住む家に疎開したが、彼女の急死と家の全焼により放浪を余儀なくされた。誤解ゆえの迫害を逃れ、呪術師オルガ(アラ・ソコロワ)の助手を経て粉屋ミレル(ウド・キアー)の家に厄介になった少年だったが、同居する若い男と娘との恋愛を疎み、男の目玉をえぐり取る狂気を見せたミレルに恐れおののき、少年は別の地の小鳥屋レッフ(レフ・ディブリク)の家に身をよせる。レッフが戯れに色を塗った鳥は、群れに戻ろうとして仲間に異分子として攻撃され、墜落する。その姿は少年のようであった…彼の更なる旅は続く。〔169分〕 (水那岐)[投票(1)]
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全9 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5人間の生きる行為という事を考えさせられる。ユダヤ少年の苦難の生きざま、彼をむしろ黒子にして、我々人間の存在の奥底に潜む悪意という逃れることのできない想念を引きずり出し、そして暴く。何と人間は暗黒の生き物なのか、と。 (セント)[投票]
★4沢山の動物が出て来る映画だが、その多くは殺されるためにある。イタチ、ウマ、トリ、ヤギ、ヒト。ネコとネズミは殺されない。また、窓、ガラス、ビンは、割られるためにある。そんな映画。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★4異質な存在を排除し、される。しかし生きるために食う。快楽を貪る。ほんの少しの安らぎを求める。そのためだけに次の場所を求める。人間の本性はそれだけのことかもしれない。 [review] (jollyjoker)[投票(1)]
★4一人の人間が生きぬくということは、かくも大変であるのだ。 [review] (プロキオン14)[投票(1)]
★4きつさを覆うべきオブラートが薄すぎる。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3少年の行く先々で出合う閉鎖的コミュニティの人達の精彩を欠いた虚ろな目と、少年の一貫して硬直してるかのようなでも精悍とも言える眼差し。必要最小限の会話で綴る「目は口ほどに物をいう」作品か。それいるか?な残虐描写はさておき、3時間近い間退屈しなかったのは、殺伐としながらも少年の心証風景とも違う、何故か絵になるショットが多数あったからかな。 (クワドラAS)[投票(1)]
★3たとえば、生計の手段が絶えず疑義に晒されるような生活感のなさが、生活の物証を追及するゆえに、景物の質感は高い解像で捕捉される。これがモノクロと齟齬を起こしてますます作りごとめいてくる。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★3人間と同等の存在感で描かれる動物たちに仮託されたのは、生きもの正直さであり、弱さであり、獰猛さという生命の本質のありようだろうか。映像の強度の割りには“引っ掛からない”のは、文学(文字)が映像にまで消化しきれていないからでは、という印象が残った。 (ぽんしゅう)[投票]
★3なるほど、人種差別の愚を描いてここまで胸に迫る作品もそうはない。つぎつぎに通り過ぎる事件は惨たらしく、凄惨で物悲しい。英題を象徴する鳥の運命の物語は涙をさそう。だがこの中庸の点をつけざるを得ないのだ。つまりは [review] (水那岐)[投票]
Ratings
5点2人**
4点7人*******
3点6人******
2点0人
1点0人
15人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

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