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冬薔薇(ふゆそうび) (2022/)

[Drama]
製作総指揮木下直哉
製作谷川由希子 / 椎井友紀子
監督阪本順治
脚本阪本順治
撮影笠松則通
美術原田満生 / 我妻弘之
音楽安川午朗
衣装岩崎文男
出演伊藤健太郎 / 小林薫 / 余貴美子 / 真木蔵人 / 永山絢斗 / 毎熊克哉 / 伊武雅刀 / 石橋蓮司 / 笠松伴助 / 和田光沙 / 坂東龍汰 / 佐久本宝 / 河合優実
あらすじ阪本順治監督がオリジナル脚本である家族の顛末を描く人間模様。淳伊藤健太郎は高校もろくに行かずふらふらし、やっと専門学校に入学したと思っても、真面目に勉強するでもなく、悪い仲間とつるんで警察沙汰も珍しくない。そんな彼を船による土砂運搬業を営む両親小林薫余貴美子も持て余し、見限ったように何も言わなくなった。ある日、淳は喧嘩で怪我したのを機に仲間と離れたが、だからといって専門学校にも行かずに中途半端にふらふらする日を続けるのだったが…(109分) (シーチキン)[投票]
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全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5バカでダメな自己都合願望の周りで地を這って生きている者たちは足るを知っている。それが見えぬ彼は弾き出されるしかない。阪本は救済しない。堕ちてまえと突き放す。雪夜のメフィストフェレスとの邂逅は物語が行き着いた大見得。役者陣がほとほと良い。 (けにろん)[投票(4)]
★4伊藤健太郎更生映画。絶妙なキャスティング。下請けの悲哀物語。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
★4「なるほどそうだよ」と、生々しい説得力がある映画。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
★4小林薫父子の和解に焦らされる、恋のようなすれ違いのスリルが伊藤健太郎が悪の勧誘に試される形で変奏される。そこに至るまでに、永山絢斗が付け入る心の隙間を熟成する気の長さがある。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4人生の終幕を向かえている夫婦のもとに行き場をなくした者たちが生きるために吹き溜まる。誰もが“後悔”を秘めながら。これから始まる長い人生の入り口で世間の歯車と噛み合わず人生の軌道に乗れない若者たちがいる。彼らが“後悔”を得るにはまだ経験が足りない。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3船のショット。港の風景。撮影が美しいとは、こういうことを云うのだと思いながら見る。船はクレーンの付いた土砂運搬船で、ガット船というらしい。この名称は劇中では出てこず、見終わってから知る。船には「第十八渡口丸 横須賀」と書かれている。 [review] (ゑぎ)[投票]
★2好みの監督、阪本の新作だ。俳優陣は恐ろしいほどぎゅうぎゅう締め付けるように主役伊藤の周りにいる。伊藤青年はどこに自分を見つけることができるのか、、。 [review] (セント)[投票]
Ratings
5点1人*
4点5人*****
3点1人*
2点1人*
1点0人
8人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

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