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ケイコ 目を澄ませて (2022/)

small slow but steady

[Drama]
製作総指揮松岡雄浩 / 飯田雅裕 / 栗原忠慶
製作福嶋更一郎 / 加藤優 / 神保友香 / 杉本雄介 / 城内政芳 / 狩野隆也 / 五老剛 / 小西啓介 / 古賀俊輔 / 長谷川晴彦
監督三宅唱
脚本三宅唱 / 酒井雅秋
原作小笠原恵子
撮影月永雄太
美術井上心平
衣装篠塚奈美
出演岸井ゆきの / 三浦誠己 / 松浦慎一郎 / 佐藤緋美 / 中原ナナ / 足立智充 / 清水優 / 丈太郎 / 安光隆太郎 / 渡辺真起子 / 中村優子 / 中島ひろ子 / 仙道敦子 / 三浦友和
あらすじ聴覚障害を持つ女性プロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子をモデルに三宅唱監督が映画化。生まれつき両耳が聞こえないケイコ岸井ゆきのは、下町にある古びたジムの門をたたく。ボクシングをやりたいという彼女の熱意をくんで会長三浦友和の指導のもと鍛錬を重ね、プロボクサーとしてデビューを飾る。試合後の腫れた顔を見ながら応援に来ていた母親に「いつまで続けるの?」と心配される。言葉にできない想いがたまっていく内にケイコは「一度、お休みしたいです」と会長宛の手紙を書くが渡せないまま、時が過ぎ、やがてなじんだジムが転機を迎えることに…(99分) (シーチキン)[投票][全 2 件]
Comments
全18 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5映画というのは演出の仕方によって、こんなにも登場人物たちに寄り添えるものなのか、と感嘆した。 [review] (おーい粗茶)[投票(9)]
★5この映画には物語を語るうえで常套とされる三つの要素が存在しない。人間関係の衝突や軋轢。予想を超えるサプライズ。そして主人公の声。逆に強調されるのは、普段は聞き流している環境音。身体と身体の寡黙なコミュニケーション。暖色が強調された画調の日常風景。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
★5それをなんと呼べばいいのか [review] (週一本)[投票(3)]
★5お年頃で引き際かとのモヤモヤはジム会長の引退に先手を打たれリアルワールドに開放される。瞬間、茶がかった世界は色を取り戻す。行間にある情感の流れを精緻にフィルムに刻印しようとの意図が随所で鈍色の煌めきを発現。モラトリアムの終焉に寄り添う覚悟。 (けにろん)[投票(1)]
★4年間ベスト級の傑作と思う。溶明する前に、ペンの音(紙に書く音)。ファーストカットは、文机の卓上ミラーに映ったケイコ−岸井ゆきのの顔だ。縄跳びが床を打つ音。トレーニング器具の金属が軋む音。そこにミット打ちのリズミカルな音が加わる。 [review] (ゑぎ)[投票(6)]
★4最初から最後まで無音楽。その分、コンビネーションミット打ちの音、弟が練習するギターの音、蛇口から水の出る音、冒頭から音を強く意識させられる。しかし、その音は主人公の耳には聴こえていない。 [review] (緑雨)[投票(5)]
★4最近の女優で演技の上手い人といえばとりあえず岸井ゆきのでいい気がする。 [review] (deenity)[投票(5)]
★4原作未読ながら、作者の妹(こちらも聴覚障碍者)を間接的に知っている。これはボクシング映画ではなく・・・ [review] (jollyjoker)[投票(3)]
★4いい映画だ。少なくとも障碍者の心の襞をここまでじっくり描いた作品もまれだと思う。そして映画は彼女(音のない日常)を通して、実は我々(会長)を映しているのだ。その双璧となす圧倒感は絶品。 (セント)[投票(2)]
★4ドキュメンタリーの叙法から突出せずにはいられない異様な愛苦しさを担保するのは、底の見えない岸井ゆきのの内面である。それは自意識のない子どもや動物の痛ましさに類するゆえに、浄化の前提となるストレスの感応をわかりにくくする。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4主人公のボクシングに対するひたむきさ・そしてハンデを持つ者に対する良き理解者が周りを囲むという理想的な関係が描かれる。随所に挿入されるどこか昭和な風景がこれまた日本最古のジム閉鎖の寂しさと絡まって和みさえ感じた。 [review] (クワドラAS)[投票]
★4「格闘競技」とは かくも雄弁で濃密な 嘘偽り無い「無言の交流」なのだと (「拳奴死闘伝セスタス」) [review] (ペンクロフ)[投票]
★4劇伴がないにもかかわらず豊かな音の映画でもある。そして、その音のない世界で豊かな感情をもち精一杯生きる岸井ゆきのは輝いている。 [review] (シーチキン)[投票]
★3痛いのを怖がっているのは監督自身じゃないのか? [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★3岸井ゆきのが最優秀主演女優賞を受賞したことで見る気になったが、正直試合シーンは少ない、ロードワークは日記から伺えるのみ、特に原料に励むこともなく、練習シーンもミット打ちが主体で(このシーンは秀逸だが岸井本人というよりは林役の松浦慎一郎のお陰の方が大きい)、とにかく残念な出来。『百円の恋』とつい比較したくもなる。 [review] (IN4MATION)[投票]
★3聴覚障がい者を描いた映画は数あれど、会話シーンはあえてサイレント映画風にしたんですかねぇ。あえての現代でのフィルム撮影といい、数々の技法は光りますが、試合シーンもあるのに、なぜか盛り上がりに欠ける印象。 (ひゅうちゃん)[投票]
★3作為が目立って楽しめなかった。 [review] (ぱーこ)[投票]
★3淡々と流れていく物語に少々物足りなさを感じた。そうした描写がこの作品の特長である事は理解しているが、格闘技の映画としては成立し難い。☆3.6点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票]
Ratings
5点6人******
4点15人***************
3点6人******
2点0人
1点0人
27人平均 ★4.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

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