Onoda, 10 000 Nuits Dans La Jungle
Onoda: 10,000 Nights in the Jungle
あらすじ | 1944年。陸軍中野学校でスパイ戦の訓練を受けた小野田少尉(遠藤雄弥)は、教官の谷口(イッセー尾形)の特命のもと敗色濃厚なフィルピンのルバング島に赴任する。小野田は強引とも思える作戦で、部下を酷使しながら徹底抗戦するも戦況は悪化の一途をたどり、やがて「終戦」の知らせが耳に届く。しかし、小野田は敗戦を信じず小塚(松浦祐也)、島田(カトウシンスケ)、赤津(井之脇海)ら精鋭とともに島を死守するため、現地民から物資の略奪も辞さぬゲリラ戦に入る。ときは流れ34年後の1974年、いまだにジャングルにこもり「戦争」を続ける小野田(津田寛治/壮年期役)の前に一人の日本人青年(仲野太賀/太賀)が現れる。(174分)
[more] (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | 小野田氏発見当時、日本人たちが美談に仕立てた「信念の人」という幻想に組することなく「弱いからこその過激な頑なさと」という人間の普遍を描こうとした志がいい。青年期と壮年期を別の俳優が演じる演出も「時の流れと、その悲愴」を象徴してとても効果的だった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 殺戮を旨とする戦時と地続きの日常で刷り込まれた教訓に生真面目に向き合う30年を映画は殊更に解明しようとしない。ただ中野学校での「何をしてでも生き残れ」の命はそれだけ強靭だったしイッセー尾形も怪演。そして彼は「任を解く」で呪縛も解かれる。 (けにろん) | [投票(1)] |
5点 | 1人 | * |
4点 | 3人 | *** |
3点 | 1人 | * |
2点 | 0人 | |
1点 | 0人 | |
計 | 5人 | 平均 ★4.0(* = 1) |
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