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聖地には蜘蛛が巣を張る (2022/デンマークスウェーデン)

Ankabut-e moqaddas
Holy Spider

[Crime/Drama/Thriller]
製作アリ・アッバシ / ソル・ボンディ / ヤコブ・ヤレク
監督アリ・アッバシ
脚本アリ・アッバシ / アフシン・カムラン・バーラミ
撮影ナディーム・カールセン
美術リナ・ノールドクヴィスト
音楽マーティン・ディルコフ
出演メフディ・バジェスタニ / ザーラ・アミール・エブラヒミ / アラシュ・アシュティアニ / フォルザン・ジャムシドネジャド
あらすじイランで実際に起こった娼婦連続殺人事件を基に、娼婦は汚らわしい存在なので街を浄化するために殺すという犯行声明をだして殺して行く「スパイダー・キラー」とされる男と、事件を追う女性ジャーナリストの追跡。『ボーダー 二つの世界』の監督が描く社会派クライム作品。 (jollyjoker)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4因習への反抗心を誇示するようにヘジャブから前髪をのぞかせて、男たちが作り上げた強固なカラをこじ開けるように「夜の聖地」の裏側を奔走するライミ(ザーラ・アミール・エブラヒミ)のなんと凛々しいこと。てっきりイラン映画だと思い込んで観始めたので・・・ [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★4オープニングから犯人を明かすものの、徐々にその人物の人となりを丁寧に見せていく手法が効果的だ。さらにタイトルの背景となるイランの聖地マシュハドに灯る灯りと街並みが蜘蛛の巣のようで不気味である。 [review] (jollyjoker)[投票(4)]
★4罪そのものよりそれを産み出し呑んで融解させるイスラム原理主義の価値観を撃つのが建前だとすれば、半素人な殺しの連鎖が到達する諧謔味が不如意に現れる。妻の帰宅や豊満女性の件は佳境。そのブラックな反転視線はあるべき顛末を嘲笑うかのように結実する。 (けにろん)[投票(3)]
★4前作でオレが寄せた信頼を裏切らぬ、流石のアリ・アッバシ監督。背筋も凍るとはこのこと。傑作。 [review] (ペンクロフ)[投票(2)]
★4倒述で明白になっている犯人の心理に対して探偵役の腰が引け方が釣り合わず、誰の視点が話を宰領するのか不明なオフビートはイヤさを増感ではなく緩和する類の喜劇である。法廷物への気負いが逆流し人物たちが倒述の作法に適った振る舞いができないでいる。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4ゴリゴリのサスペンスの手腕は見事。とおもったらこれまたゴリゴリの社会派映画だった。社会派なんていまや死語だがそういう立場もあったのだ。それを超えて、したたかな映画的手腕の監督だ。 [review] (ぱーこ)[投票(1)]
★4早い段階で、事件の内容も被害者達も犯人も追及者もわかるのに、最後まで何が起こるかわからない、不穏な映画だった。 (シーチキン)[投票(1)]
★4物語序盤から、女性ジャーナリストと連続殺人犯の2つの視点で展開されていくので、犯人捜しといったミステリー要素はなく、実録犯罪ドラマといった趣き。一方で、法治国家の常識が通用しない特殊なお国柄が舞台なので、果たして犯人は捕まるのか?、真っ当に裁かれるのか?という点が最後まで読めない。 (AONI)[投票]
★3絞殺とその死に顔の映画。絞殺される人は4人出て来る。3人は女性で1人は男性。いずれも、首を絞められる最中と死後の顔面がしっかりと映される。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★2宗教観はよく分からないが完全にタイトル負けしてる内容だった。似非ムチ打ち場面でアホヅラこいた主人公の笑顔に爆笑しつつ、ああたぶんこうなるんだろうなの徒労感。「浄化」というキーワードに何の疑いも持たない民衆及びその家族。まだ日本はまともなのかもしれない。一緒に観た「ロストケア」とはダンチだった。 (クワドラAS)[投票(1)]
Ratings
5点0人
4点10人**********
3点1人*
2点1人*
1点0人
12人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

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