★4 | 夫婦の和という観点からすれば「貞操観念が薄い」と旧き時代では非難されるべき人々ではあるが、心優しき故に人を傷つけられない、これ又旧き時代の人々なのだ。☆3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★4 | メロドラマのようでいてサスペンスフルな展開にしびれる。日本調の湿った画質とは縁遠い、ハリウッド直系のイディオムを縦横に駆使した構図、カッティングが実に気持ち良い。
学習能力の高い俊才が監督したという印象を強く持たせる。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | これ程さばけた調子でお互いを切り合えれば気の重い人間関係も簡単だろう。川島のニヒリスティックな諦観の最良系での表出であり50年代に作られたことが驚愕。豊饒なプロットと最後の最後まで先が読めない展開を絶妙のテンポで織りなす傑作人間模様。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 離婚しようとする娘、その夫は自分が面倒観ていた女性と恋に落ちる。父親山村聡いつ怒るのかと思ったら怒らない。彼を軸にしての男女4人の人間模様。川島らしい斬新さはあまり感じられないがしっかりした映画。 (さいもん) | [投票] |
★3 | 自分に正直に生きようと思ったら回り道を恐れてはいけない。それができなかった世代とできる世代の話だが、今でもこれは十分通用すると思う。 (マッツァ) | [投票(2)] |
★3 | 三國連太郎のキャラがツボなんだけど、女の誘惑には素直に乗ればいいのにと思ってしまった。勿体ない。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★3 | ふわふわのいかにも小説的恋愛模様。実体がまったくないし、生活感がまるで感じられない。いわゆる映画で現実を忘れる類の映画。川島にしてはつっこみが足りないなあ。架空のブルジョア話は詰まらん。 (セント) | [投票] |
★3 | 今ならTVドラマの原作であるだろう井上靖の軽い文芸映画。50年代の映画量産時代ならではの作品なのでしょう。演出は充実してはいるのですが、あくまでも身勝手な男達と何でそこで悩むんだろうという女達の価値観は、今となっては時代遅れで退屈。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 新珠三千代の映画。彼女のカットだけ、画面の濃度が違う。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★2 | 話の程度が低いのは原作者が馬鹿だから仕方がないが、なぜ撮影までこれほどボロボロなのか。照明助手はレフ板の持ち方も知らないらしい。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★2 | 良くまとまっている映画だけど、何て言うか、これといった魅力に欠ける作品。川島雄三監督作品ということで観る前に少し期待しちゃっているから、その落差から、そう感じるのかな。ライティングが少しヘンテコなシーンも気になる。 (リヤン) | [投票] |