★5 | たいした話じゃない。だが・・・・個人的な思い入れで5点! [review] (ぱーこ) | [投票(17)] |
★5 | 虚無とか不毛とか殊更に言わずとも地に足をついたアンチドラマチックな日常のドラマを描きながら例えようの無い無常感が滲み出ている。ちんけな憐憫も同情も拒絶したそれは川島が狙ったものではなく本質的な諦念に根差しているらしい。クールと思う。 (けにろん) | [投票(8)] |
★5 | タイトルでさえあるのに、そのパラダイスを、橋を渡った向こうを、一度も見せないところが、素晴らしい。だから「隔たり」の映画になっているんだと思う。そこにある川は、なんども印象深く描かれるけどつねに危険な感じが漂う(ボートもね)。その空間の作りだけで、泣きそうになっちゃうよ。 (エピキュリアン) | [投票(6)] |
★5 | 男と女の腐れ縁を描いた傑作。「女の人生男次第」(逆もまた然り)の言葉もあるが、相手にそうさせているのも、また自分。でも別れられない、これぞ宿命。 [review] (青山実花) | [投票(5)] |
★5 | お父ちゃんに買って貰ったオモチャの刀が川に流れて行ってしまう。この狭い土地で起きた僅かな時間と出来事など、何事も無かったかのように流れて行く。人生は非常で無常であるが、かつ希望もその流れの先にある。そんなナチュラル感が堪らなく良い。 (sawa:38) | [投票(5)] |
★5 | 橋の向こうはパラダイス。男は金を持ってかれ、女は心を持ってかれるパラダイス。そんな橋の袂に巣食っていたら否が応でも男女の輪郭線はぼやけちまうんだ。 [review] (マッツァ) | [投票(4)] |
★5 | 一線を越えないことのバランス感が見事だ。 [review] (ロープブレーク) | [投票(3)] |
★4 | 色町の入り口といい、河っ縁といい、雨といい、頻出する小道具としての暖簾といい、映画的抒情をかき立てずには居られない魅力的設定の中で、人物を一刷毛の水彩で描いたような簡潔さが魅力。テーマの持つどろどろ感と表現方法の距離感が今もクールだ。 (ジェリー) | [投票(8)] |
★4 | どんなにいい加減な生き方でも人生は続いていくものなんだなあ。 [review] (ハム) | [投票(6)] |
★4 | 轟夕紀子と新珠三千代が際だっている。黒澤のダイナミックさと成瀬の繊細さを併せ持つ、といえば言い過ぎだろうか。 (ゑぎ) | [投票(5)] |
★4 | 観た後に爽快感が残る映画。二人の将来に何が待ち受けているか夢が持てる。 (りかちゅ) | [投票(4)] |
★4 | 「コレは愛なのか?」セックスに首根っこ捕まえられて引きずり回される人々を優しく見守る名作 [review] (ボイス母) | [投票(4)] |
★4 | てんでだらしない役立たずの男に、ついついついていってしまう馬鹿な女。でも、あの頃は何処かにそんな奴らの居場所はあった。人間のどうしようもない愚かさが腸ににじみいる。轟夕起子の人情の匂いは砂漠のオアシスか。 (水那岐) | [投票(3)] |
★4 | 三橋達也が本当に情けなくて素晴らしい。人生なんて、前に進んでるつもりでも実は同じ場所をグルグル回ってるだけだったりするんだろう・・・それをポジティブに受け入れるかのようなラストの爽快さ。ジメジメしない、カラッとした人生観に嬉しくなった。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] |
★4 | 背景となる街の表情や地形が、登場人物の心情まで含んだ作品全体の趣を規定してしまう。ネオンゲートと橋、一段下った弁天様の境内、裏にボート乗り場のある朽ちかけそうな飲み屋、行きかう砂利トラ。女と男が吹き溜まり、また、吹き散らされそうな場所である。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 冒頭の勝鬨橋から、バスの車窓風景を挟んで須崎弁天町に行き着くまでの導入部の手際のよさ。新珠と三橋の間柄は情感豊かに、脇役との関係性はあっさりと客観的に。人間関係の濃淡の描きわけも巧みだ。 [review] (shiono) | [投票(2)] |
★3 | こわっぱの私は、まだまだこの達観の境地には立てません。 [review] (づん) | [投票(3)] |
★3 | 今度生まれ変わるときは河津清三郎になりたい。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★3 | 昨今は見掛けない心優しい名作。しかし珠玉の名作と呼ぶのは似合わない気もする。3.7点。 (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★3 | 本当はもっと悲惨な境遇なんだと思うけど、能天気だね。これで何とかでもやっていけるってのは、物凄く生きる才覚のある人たちなんじゃないか。 [review] (G31) | [投票] |
★3 | 主演らしい主演が少ない新珠三千代の代表作。全体としてパンチに欠け、やや物足りない。 (檸檬) | [投票] |