★3 | 大泉の武士の端くれでありながら農民に加担する心魂をもっと踏み込んで描き、立場を違えた同根堤との確執を前面に出して欲しかったが、マーケティング最適解は長尾の修行に尺を割かせる。悟空・亀仙人めいたマニュアル感も相俟り本質を逸らした。 (けにろん) | [投票(1)] |
★3 | 現実感の薄い歴史ヒーロー物としては『墨攻』('06/中日香港韓)が思い起こされるが、あっちの方が全然面白かった。こちらには「それでも歴史の蔭に居たかも知れないヒーロー感」すら無い。長尾謙杜に関しては本人というより見せ方が悪い気がした。☆3.5点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★2 | 「こういう正義の豪傑が主役。従者に武芸無双のこんな若者。対するライバルにこういう武芸者」…真相は違っても、こういうキャラ設定を活かすために舞台や時代設定を後決めしたかのようなプロットの構築。少年漫画ではよくある作劇法だが、ならばそう徹してのスピーディーな筋運びが望まれる。だのに老醜に満ちた勿体ぶった演出の退屈さ。これを冗長というのだ。 (水那岐) | [投票(1)] |
★2 | アクションはまあまあ、美術は健闘はしている。だが、総じて芝居がひどい。大泉洋と塘真一は並だが、柄本明は手抜き。特にダメなのが長尾謙杜で前半は出番が多いのにひどくて、正直、見ていられなかった。 (シーチキン) | [投票] |