★5 | 怒濤の大量の物量の量量量で修学旅行生から漲る若さに裏打ちされたはしゃぎっぷりにはしゃぐ旅館に巣くう効率主義の顧客無視化が顕在化され始める時代を森繁&堺+脇役陣の演技、豊田四郎の才能開眼で高尚な社会派コメディにきっちり昇華。非常に密度の高い納得の109分。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★4 | 一番の衝撃は・・・女子高生役の市原悦子!浪花千栄子の部下役で野村昭子まで出てる!劇団の方々の映画出張は今見てみると意外な発見。「とらや」のセットとは正反対の東宝の広大なセットを駆け回る森川信の姿は新鮮。 [review] (3WA.C) | [投票(1)] |
★4 | 森繁と淡島、フランキーの恋路はお馴染みの風景。そんな中、虚言症の男を演じる伴淳三郎の喜劇力が爆発。画もいいし豊田作品はいつも安心して楽しめる。数ある井伏映画化作品の中でも最高の一本。 (町田) | [投票(1)] |
★4 | 傍焼きをしても、嫉妬より落胆と好奇の複合物が顔に出てしま深度が淡島千景にはあって、人の良さを表しながら、愛の強度を欺瞞する体でもある。恋が間に合うかというスリラーが、女をどう語ればかけがえなくなるかという明確な問題意識に支えられている。 (disjunctive) | [投票] |
★4 | 『駅前』シリーズ第1作。シリーズものの例に漏れず、この作品が一番。何と言っても井伏鱒二原作,豊田四郎監督の文芸もの(?)です。ルーチンワーク化された後の『駅前××』とは訳が違う。森繁と伴淳の名コンビ。フランキーも元気。 (熱田海之) | [投票] |
★3 | システムとして供給された旅館を騒乱の渦に巻き込む中高生たちとは、まさに戦後の価値の破壊と生成を担った今で言う団塊の世代たちで、その喧騒に抗うでもなくまみれるでもない森繁ら番頭たちの存在と心情は、同時代性を持って当時の中高年の正鵠を射たのだろう。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 主筋も脇筋も明確でない上に起承転結も不分明なのだが、それでもいつの間にかエピソードを積み重ねて盛り上がりを作る豊田四郎のうまさは相変わらず。アドリブ芸で押しまくる森繁久弥には妙な雑味があって達者なもの。
(ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | 森繁、伴淳、フランキーの至芸は相変わらずだが、女優では淡島千景、淡路恵子よりも悪役に回った草笛光子と喜劇女優浪花千栄子が光っている。['03.4.17京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★2 | こんな騒々しい旅館には泊まりたくない。 [review] (G31) | [投票] |