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豚と軍艦 (1961/)

監督今村昌平
脚本山内久
原作山内久
撮影姫田真佐久
美術中村公彦
音楽黛敏郎
出演長門裕之 / 吉村実子 / 南田洋子 / 丹波哲郎 / 中原早苗 / 小沢昭一 / 加藤嘉 / 西村晃 / 三島雅夫 / 山内明 / 殿山泰司
あらすじ基地の街。米兵相手のキャバレーの建ち並ぶドブ板通りは活況を呈していたが、青息吐息の連中がいた。モグリの売春ハウスを根こそぎ取り締まられた日森(三島雅夫)一家である。無い知恵で思いついたのが豚の大量飼育でゆすり・たかり・押し売り・スト破りと何でもやって金をこさえて「日米畜産協会」を立ち上げた。その頃、流れやくざの春駒(加原武門)がたかりに来て幹部の鉄次(丹波哲郎)が応対し殺した死体の始末を欣太(長門裕之)が頼まれ豚に喰わせてしまう。行き違いから事情を知らない一家の食卓に上がった豚を鉄次が食べると金歯が出てきた為、持病が悪化して入院。日森一家の中でも裏切りが続出し屋台骨がガタガタになっていく…。今村昌平の第5作。 (けにろん)[投票(1)]
Comments
全31 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5今村といえば昔は『にっぽん昆虫記』だったが、今だととこちらの方が入門編にはふさわしいかもしれない。悲劇的で恐ろしい題材を力技で喜劇に仕立て上げています。まさに重喜劇。丹波哲郎とラストの豚は必見。 [review] (ジョー・チップ)[投票(6)]
★5新宿昭和館でこの長門裕之(と『仁義なき戦い』の広島弁)に出遭い、俺は邦画にのめり込むようになる。要はそれを発した人物の「表情」「動き」と直結し「履歴」「地域性」を想起させる「原語」を介して映画を愉しむようになったということ。表層的と云われようが俺には日本語で語られる喜劇がイチバンだ。 [review] (町田)[投票(6)]
★5エンターテインメントだと認識した時点で、この映画が花開いた! [review] (chokobo)[投票(2)]
★5長門と吉村の(甘)酸っぱい関係、丹波の胃弱やくざ、タバコをせびる老母、東野英次郎の父親、豚。豚。豚。…そしてすべて終わってなお、凛とした立ち姿! (オノエル)[投票(2)]
★4どす黒いアイロニーの中でヘラヘラ笑わされる豚小屋ユーモア。死んだヤクザと豚とが同じタンカで運ばされるところが一番の笑い処だ。みんな豚なんだよ! [review] (水那岐)[投票(7)]
★4丹波哲郎大坂志郎加藤武小沢昭一西村晃をドツキ回すって、どんな豪華キャストよ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★4原始的な迫力というか、生々しさが凄まじい一本。とりわけ長門裕之のチンピラっぷりは、痛々しいほどの迫力がある。さらに丹波哲郎のヘタレっぷりの描き方だけでも特筆すべき価値がある。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★4イマヘイ作品としては珍しく、「大人の欲望」でなく、「大人の欲望に振回される若者」の悲惨をメインに据えた作品。関係無いけど、豚って「ブー」じゃなくて「キュー」って鳴くのね。 (もしもし)[投票(1)]
★4吉村実子長門裕之と豚たちに熱演賞!取り敢えず今村昌平の最高傑作でしょうか。それにしても登場人物が全て豚に見えてくるのは何故? (熱田海之)[投票(1)]
★4ナウシカの王蟲を連想させるような豚の群が。 (tomcot)[投票(1)]
★4横須賀対川崎の地政学。三島雅夫は本当に豚に似ている。素敵な人選。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4豚野郎たちのハチャメチャ人生。裏切りに次ぐ裏切り。前半は主人公の長門と吉村は別にして、大坂志郎が後年の人の好いオジさんではなく、 [review] (KEI)[投票]
★4豚はアメリカに飼い慣らされた日本政府に見えてくるのは私だけだろうか・・・・ (RED DANCER)[投票]
★3やっぱり60年安保のことなんだろうな。米兵にすがりつき、パンスケからオンリーへの昇格を望む女たち。強者側の汚れ仕事から、機関銃と豚で革命を起こして負けて死ぬ男。この人の映画は全部、日本人論だよなあ。 [review] (ペンクロフ)[投票(3)]
★3ヤクザがたかろうが、港に死体が浮こうが、米兵に輪姦されようが、路地に豚が溢れようが、機関銃が乱射されようが、欲望が解放されたドブ板通りの悲しい喧騒に大らかさが漂い今村昌平の懐の深さを感じる。姫田真佐久の変幻自在なカメラワークも見応えあり。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★3横須賀の起伏を利用した空間の快楽と小ぎれいに撮られてしまうドブ板通りの微温的なフォルム。情熱と技術の過剰がかみ合うこともあれば、的確な射像をなかなか得られず自らを持てあますこともある。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★3冒頭シーンのカメラワークなど素晴らしいし、長門裕之のチンピラ役も感動的にハマっていたが、アナーキーで猥雑な世界を描いてる割には描写の迫力に欠ける。台詞が聞き取り辛いのも難点。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★3豚の大群とマシンガンが全ての汚濁を無に帰するというクライマックスありきで、そこに至るあれやこれやが喜劇というには重くシリアスには役者陣も戯画的に過ぎる。ヒロイン吉村実子も風穴を開ける清風を纏うには内実が強すぎ。強弱の統御が足りないのだ。 (けにろん)[投票(2)]
★3たっぷり太らされ後は食されるだけ。そんな豚からでさえこぼれるほど溢れ出す生命力。いわんや人間をや。それは自殺志願に取り付かれた丹波兄貴とて例外ではなく。 (モモ★ラッチ)[投票(1)]
★3101匹超豚さん。でもそれだけかなぁ。 (ひゅうちゃん)[投票]
★3長門裕之の表情や動作は面白いが内容はいまいち (TOMIMORI)[投票]
Ratings
5点11人***********
4点27人***************************
3点24人************************
2点1人*
1点0人
63人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
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