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にっぽん戦後史・マダムおんぼろの生活 (1970/)

製作堀場伸世 / 小笠原基生
監督今村昌平
脚本今村昌平
撮影栃沢正夫
出演赤座悦子 / 赤座たみ
あらすじ敗戦から25年を迎えた1970年。横須賀で米兵向けのバー"おんぼろ"を営む赤座悦子が、自らの半生を語るドキュメンタリー。敗戦の年、15歳だった悦子は女学校を辞めて働きだした。家業が精肉業のため、まともな結婚は望めないと言われ手に職をつけるためだった。やがて悦子は、闇商売で荒稼ぎする両親の役に立てばと、取り締まる側の巡査と結婚するが夫の暴力に愛想を尽かし自立を決意する。朝鮮戦争、砂川闘争、売防法、ベトナム戦争、大学闘争と戦後のニュースフィルムと重ねながら悦子は当時の生活を語る。その男遍歴や、やり手の母との確執、奔放な長女への思い、新天地アメリカでの夢は、あっけらかんと楽天的で力強い。(105分/白黒/スタンダード) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全3 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5戦後の日本を象徴するニュースの数々は、社会の底辺を生きているかのようなこのマダムとは全然無関係のように見えて、実は凄くリンクしているかのような錯覚を覚える。また、社会の表面に出てくる事の無い市井の人である、この赤座悦子の達観した言葉の数々が、はっきり言って下品なのに何ともユーモアに溢れてて愛らしい。今じゃ中々見れない映像も多い。['07.4.22フィルムセンター] (直人)[投票(1)]
★5日本の男への徹底した不信感と、その反動としてアメリカ男へ寄せる盲目的信頼。言葉を代えれば戦前的封建主義の嫌悪と、欧米的個人主義への傾倒。この彼女の信念は、『三丁目の夕日』的微温体質、あるいはNHK的家族優先主義の対極にある価値観に根ざしている。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3なかなか面白いドキュメンタリーだった。今村監督はこういう女性が好きなんだろうと思った。 (太陽と戦慄)[投票]
Ratings
5点2人**
4点1人*
3点2人**
2点0人
1点0人
5人平均 ★4.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
マイナーな男と呼ばれて・・・ (ぽんしゅう)[投票(17)]次点の歴史 日本映画篇 (ナム太郎)[投票(7)]
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