★5 | 豊な暮らし、楽しい暮らし、自由な暮らし。そんな美辞を剥ぎ取ってしまえば“暮らす”とは、日々を生きること。生きるということは、最期に向かって一歩一歩進むこと。ただ黙々と・・・。虚飾を廃した営みのなんと力強く美しいこと。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | すごく退屈で、すごくつまらない映画なのだが、じゃあダメな映画かというと全然そんなことはなくて、孤高の輝きを放つ大傑作。「美味い野菜を食わせてくれ」と言ったら、土がついた大根、ニンジン、キュウリをドンと目の前におかれ、「このまま喰え」と言われたような感じ…。って全然わからないたとえだな…。 (すやすや) | [投票(3)] |
★5 | 設定が如何にもな形式主義を纏うのだが、それを感じさせぬ細部のリアリズムに満ちている。そういった器と中身が渾然として昇華した果てに生きとし生ける哀しみと歓びが現出するあたりプロパガンダ臭の欠片もない。仰角アップが安易な賛歌めいてないのも良い。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | 映画の原点に帰る作品。台詞はなくとも溢れてくる言霊がそこにはある。 [review] (RED DANCER) | [投票(1)] |
★4 | これが生きるということなのか。つ、つらすぎる・・・ [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★4 | 「映画は映像だ」この言葉を黒澤映画とは全く異なる意味で教えてくれる。この労働の単調さの、下層を生きる人間であることの、何を見るのか。どこを映すのか。その確かな目。陸で花開く花火を眺める島の女乙羽信子の後ろ姿は彼らの境遇を雄弁に語っていた。 [review] (ツベルクリン) | [投票(3)] |
★4 | 乙羽信子の給水スリラーを成り立たせるのは、期間工のような挙動で畑に注水する殿山の生産性パラノイアである。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 裸の島に水で織った草木の服を着せる行為が、延々と淡々と続くのだが、その行為が戦後復興の人々の姿そのものだったのだろう。焼け野原になった日本という島が裸の島なんだと、感情を示す「叫び」しか持たない無言の登場人物を見て痛感した。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★4 | 役者の存在感が物を言う事を教えてくれた。もちろん、自然含め。こんなに風を感じる映画も無い。88/100 [review] (たろ) | [投票(1)] |
★4 | ものが溢れた今の時代に生きている私にとっては、平手打ちを食ったよう。
いや〜これは、ほんとにすごい映画。 (メイシー) | [投票(1)] |
★4 | とにかく悲しい映画。乙羽信子と殿山泰司、ラストの芝居は素晴らしい。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | 台詞が無くて、淡々と進みながらも、なんか引き込まれるものがあった。 (サー) | [投票(1)] |
★4 | 殿山泰司の無表情が逆に雄弁に語っている。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 台詞を禁じる手法が実験的とは言えるが、その喜怒哀楽のドラマはむしろ単純化され、分かり易すぎる感もある。殿山泰司は肉体で懸命に演技しているが、その「台詞が聞こえてきそうな」演技は無言のままに多弁にすぎ、虚構じみてもいる。 [review] (煽尼采) | [投票(1)] |
★3 | 俺がこの映画で言いたいことは、「美しく生きる」ってことだ。 俺の作った映画じゃないけどね。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★3 | 10代の頃は、この映画の急な坂と過酷な労働と無言のハッタリにねじ伏せられていた。しかしこの一家はまるで働きアリだ。昆虫だ。気に入らねえ。あと同じ音楽を流しすぎだ。それしかないんか… (ペンクロフ) | [投票] |
★3 | 後半の構図のフォトジェニックさは時に神懸かったものがある。櫓をこぐ舟が右から左へ、スコープ画面を横切っていくカット。あるいは、斜面の画面。左上から右下への斜面の定着。子供が斜面へ出た際の、背景の雲の形も素晴らしい。
[review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | 実験作なのだから、これはどう捉えたらいいのか難しい。睡眠を十分とってから観てほしい。どっしりとした構えで。ただ、まとめ方がいつもの新藤パターンの代表格でひねりがなかった。「ああ、またか」ってね。 (氷野晴郎) | [投票] |
★3 | 製作会社の近代映画協会の苦境を逆手に取ったその実験精神は買うが、肝心なところで詰めが甘いような気がする。[フィルムセンター] [review] (Yasu) | [投票] |
★3 | 新藤兼人を凄い監督だとは思わないが、乙羽信子と殿山泰司ってなんて凄い役者なんだろう![’03.3.14京都文化博物館] (直人) | [投票] |
★2 | 結果オーライで芸術映画にされてしまった巨匠の作品。やはり新藤兼人という名の成せる業なのでしょうか。
[review] (sawa:38) | [投票(2)] |
★2 | この夫婦は、いったい何のためにこんな生活を?どこか作られた「リアリズム」を感じてしまう。いずれにせよ、都会の温室育ちの自分にはこの映画は厳しすぎた。 (リーダー) | [投票(1)] |
★1 | 単純なカット割り、同じようなシーンの連続、演出と言えるのかどうか理解できないセリフなし、これは本当に映画といえるのかどうか。正直、つまらない。うん、つまらない。まず、桶をもっと増やせよ。 (IN4MATION) | [投票] |