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切腹 (1962/)

[Drama]
製作細谷辰雄
監督小林正樹
脚本橋本忍
原作滝口康彦
撮影宮島義勇
美術戸田重昌 / 大角純一
音楽武満徹
出演仲代達矢 / 三國連太郎 / 岩下志麻 / 丹波哲郎 / 石浜朗 / 三島雅夫 / 中谷一郎 / 佐藤慶 / 稲葉義男 / 井川比佐志
あらすじ寛永七年、戦国の世に終止符を打った徳川幕府は諸藩の改易を進めた結果、江戸には大量の浪人が溢れていた。ある日、食い詰めた浪人(仲代達矢)が井伊家の庭先を拝借して切腹をしたいと申し出た。最近流行りの”たかり”の類と考えた家老(三國連太郎)は、つい先日も若い浪人が”たかり”に来たが見せしめの為に、金を払って追い払わずに「希望どおり」に切腹させた事を告げる。しかし男は”たかり”ではなく、あくまでも切腹を希望すると言い張り、そして身の上話を語り始めたのだが・・・武士とは何かという本質を橋本忍が鋭く描き、カンヌ映画祭でも絶賛を浴びた。 (sawa:38)[投票(1)]
Comments
全54 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5日本映画界においてあらゆる賛辞を受けるべき至宝。『七人の侍』がならば『切腹』はの金字塔である。 [review] (sawa:38)[投票(18)]
★5この絵ごころは申し分ないです。ラストの奥行きのある立ち回りは、特に。襖1枚1枚を開けるごとに、主人公の思いは達成されるのである。 (きいす)[投票(9)]
★5三國連太郎を見ていると、学生に無理難題を要求する某企業の採用担当を思い出す。 [review] (パグのしっぽ)[投票(8)]
★5タイトルで毛嫌いする事なかれ。むしろ時代劇ファン以外に見て欲しい、ミステリー風味のシリアスドラマ。 リストラ侍の就職活動は命懸けなのだ。 (AONI)[投票(6)]
★5真実X体裁、営利X博愛、実践X理論、理念X家族愛、あらゆる二項対立の不毛を炙りだす史上最高完全無欠豪華絢爛空前絶後な色即是空映画。このフィルムを保全し千年先の子供たちの子供たちの子供たちへ語り継いでいくことは我々日本人の義務であり至上の愉しみです。 (町田)[投票(4)]
★5橋本忍を語る上で外せない作品。特にこのシナリオのポイントが原作の構成にはない井伊家覚書の中で津雲半四郎と斎藤勘解由の対立はナラタージュを効果的に用いた回想形式の中で生かされてることを見逃してはならない。 [review] (斎藤勘解由)[投票(3)]
★5安定期に突入する江戸に刀を持ち続ける事が侍とする畳上の空論が出来、根付きはじめた形式だけの武士の情けを排除した官僚精神による武士魂&大和魂の衰退の序章を描いた侍映画の最高傑作。 (ジャイアント白田)[投票(3)]
★5侍かっこいい!浪人素敵!なんて馬鹿げたミーハー心を持っていた自分を殴りたい。 [review] (づん)[投票(2)]
★5脚本がいいなぁ・・・うっとり。 (翡翠)[投票(2)]
★5日本映画の最高峰。緊迫感のある脚本。様式美の演出。すべてにおいて完璧。立場により正義が異なるいう主題は重く心に刻まれる。この映画を見ずして、時代劇いや邦画を語るなかれ。 (やすべえ)[投票(2)]
★5全編に緊張感が漲る超絶サスペンスドラマ。観客をぐいぐい引っ張っていく小林正樹の力強い演出、徐々に謎を解き明かしていく橋本忍の名脚本に感嘆。法廷劇のような仲代達矢と三國連太郎が静かに火花を散らす論戦に目が離せない。冷徹で果断な丹波哲郎の佇まいがたまらない。風の中の決闘シーンの画がとにかくカッコいい。 [review] (パピヨン)[投票(1)]
★4カミソリの切れ味。10代の頃にはじめて観て、なんだかよく判らんがド迫力の、完璧なものを観たような気がしたものだ。 [review] (ペンクロフ)[投票(3)]
★4「十二分にかっさばいた後でなければ介錯の儀はつかまつらん」 「いやまだ! 存分に引き回されい!」・・・丹波むごし。 (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★4ひさびさに凄い映画を見てしまった。しかし、あの構えは。。。 [review] (ころ阿弥)[投票(2)]
★4僕らが学んだ歴史は全て虚構なのかもしれない。仲代達矢は見事だったと思う。重厚で熱い映画だった。それから橋本忍。脚本一つで映画を凌駕することのできる数少ない一人かもしれない。 (buzz)[投票(2)]
★4「次に何が起こるんだろう」という緊張感が最後まで途切れない。個人の状況と社会の規範の衝突を見事に描き切った。ただ仲代のセリフはもう少し減らしたほうがよかったのでは。そう思わせるほど画面から十分に伝わるものがあった。 (ハム)[投票(2)]
★4権威機構から外れながらも権威に従属し続けた男が、個人が機軸の家族の危機に瀕することで、権威の浅はかさに気づきつつも、その権威の具現である武士の威信と力を武器に、カタチだけ個人に立ち返る悲しき自爆テロ。橋本忍による『生きる』のセルフ逆照射。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4橋本節丸出しの倒置多用のシナリオは良く出来たといえばそうだが、演出はそれに従属している。拮抗し打破する演出がこそ見たいのであって仲代の定型演技が又器の中のプリンのようでさえある。ただし立派な面構えな映画であることは認めざるを得ない。 (けにろん)[投票(1)]
★4痛い痛い痛いっ!(幕末じゃなくて1616年頃の設定ですよ) (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★3時代劇の姿を借りた、社会の理不尽さに、やり場のない怒りを暴発させた男の映画。決して正しくはないが、さりとてその主張の鮮烈さに目をそむけることを許さない迫力があった。ずしりと重い一本。 [review] (シーチキン)[投票(9)]
★3状況の映画であって行動の映画ではないので、あまり想像力を活性化しない。観客の感情を強引に統率しようとする小林正樹には、合目的的でない演技者を描く余裕がない。『椿三十郎』における筆頭家老の妻のような人物の登場で、映画に知的な豊かさがもたらされるのだが。 (ジェリー)[投票(2)]
★3映像は立派だし演技もうまい。脚本も音楽も素晴らしい。しかし☆5にするには何かが足りない。 (赤い戦車)[投票]
★1「怜悧」な描写しか方法を持たないワン・パターン演出が味噌も糞も肯定して廻る最悪 [review] (寒山拾得)[投票]
Ratings
5点74人*************************************
4点52人**************************
3点19人*********.
2点1人.
1点1人.
147人平均 ★4.3(* = 2)

[この映画が好きな人]

POV
バイブル2 (けにろん)[投票(13)]カンヌの次席、最高賞との葛藤 (グラント・リー・バッファロー)[投票(11)]
ジャパネスクin5大国際映画祭 (けにろん)[投票(11)]脚本職人・橋本忍の技 厳選 (斎藤勘解由)[投票(11)]
殿堂と遺産 2010/06 (けにろん)[投票(10)]キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ掲載作品一覧 (寒山拾得)[投票(10)]
双葉十三郎が選ぶ日本映画100本 (AONI)[投票(10)]ベスト・オブ「日本の映画音楽」(巻の一) (町田)[投票(9)]
渚にまつわるエトセトラ (けにろん)[投票(8)]壮烈!ハードアクション時代劇 (パピヨン)[投票(4)]
私が薦める時代劇 (シーチキン)[投票(3)]戸田重昌の仕事 (ピカレスク)[投票(2)]
脳梗塞 (けにろん)[投票(2)]映像が素晴らしい (TOBBY)[投票(1)]
武士の存在意義を問う (ペペロンチーノ)[投票]魂を震わす映画 (翡翠)[投票]
迷宮入りか!推理一大叙事詩 (ペペロンチーノ)[投票]
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