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紀ノ川(前編・後編) (1966/)

[Drama]
製作白井昌夫
監督中村登
脚本久板栄二郎
原作有吉佐和子
撮影成島東一郎
美術梅田千代夫
音楽武満徹
出演司葉子 / 岩下志麻 / 有川由紀 / 田村高廣 / 丹波哲郎 / 東山千栄子
あらすじ明治中期の和歌山。花(司葉子)は紀ノ川を下って旧家・真谷家に嫁入りした。夫・敬策(田村高廣)が村長の職から中央政界に打って出る一方、敬策の弟・浩策(丹波哲郎)は、花への思慕を胸に秘め分家する。その後生まれた長女・文緒(岩下志麻)のはね返りぶりや、やがて始まった戦争、そして戦後の地主没落など苦難が続く真谷の家を支える花の苦労は並大抵ではなかった。敬策、浩策、文緒、そして文緒の娘・華子(有川由紀)たちに囲まれながら、花は明治・大正・昭和の3つの時代を生き抜いていく。[172分/カラー/シネマスコープ] [more] (Yasu)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5時代の要求とともに治水整備は図られても、本流たる紀ノ川の水に変わりがあろうはずもない。同様に、何があろうともブレぬ花()という柱と、そこを比較対象として描かれる女系物語の鮮やかさに心地よい撮影と音楽が伴う幸福。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
★5成島東一郎の映像と武満徹の音楽に引き込まれ、大河ドラマ的でありながら、細やかなセリフや人物造形に唸った。 (檸檬)[投票(2)]
★5有吉原作の母娘ものとして『香華』と比較されると常識的とも言えるが、大河感を醸すノーブルさで圧倒的なまでに秀でている。何より成島東一郎の『古都』と双璧なカメラが絶品で、序盤30分で圧倒する。あとは岩下のリレーで万全な展開。 (けにろん)[投票]
★4ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの流れにあらず。[三百人劇場] [review] (Yasu)[投票(4)]
★4家の封建に進んで従属する女が東山演じる祖母なら、近代国家の成立と肥大を陰で支える花(司)の奉仕は図らずも時代の礎となる。その先端を謳歌する娘(岩下)が母の無私に反発するのは必然ながら、主義はいつしか昭和の孫(有川)とともに茫漠たる大河に帰る。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4疲れた。こういう長編年代記物はともかく観たーっ!という充実感がある。加えて本作は撮影が秀。編集も上手い。前編で話が停滞して来た頃に後篇へ。岩下志麻が闊歩するシーンで又観る気に。その編集もラストは疲れが出て来たのか、小走りで終わった。製作、観客皆さんお疲れ様でした。 (KEI)[投票]
★4同じ紀州の話で母と娘の年代記では『香華』(←201分!!)があるが叙情性という点でこちらの方が好み。 (話の面白さは『香華』が上) [review] (TOMIMORI)[投票]
★3約10年振りに観たが、昔より面白かった。20代〜70代までを演じる司葉子には、執念のような物すら感じさせる威厳ある演技で圧巻。['04.9.19高槻松竹セントラル] [review] (直人)[投票(1)]
★3地方の旧家、そして代議士の妻と、司葉子の実人生と重なるところが多い映画です。老け役もなかなかのものですが、ちょっと長過ぎる気がしました。 (熱田海之)[投票(1)]
★3説明調の演出が散見されるのと、紀の川そのものがあまりフォトジェニック(シネジェニック?)でない。 [review] (G31)[投票]
Ratings
5点3人***
4点9人*********
3点7人*******
2点0人
1点0人
19人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
双葉十三郎が選ぶ日本映画監督50人 (AONI)[投票(16)]有吉佐和子 VS 山崎豊子 (町田)[投票(9)]
渚にまつわるエトセトラ (けにろん)[投票(8)]女のVersus(ヴァーサス) (けにろん)[投票(8)]
映画女優メーキャップ集 (檸檬)[投票]
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