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私が棄てた女 (1969/)

監督浦山桐郎
脚本山内久
原作遠藤周作
撮影安藤庄平
美術横尾嘉良 / 深民浩
音楽黛敏郎
出演河原崎長一郎 / 小林トシエ / 浅丘ルリ子 / 加藤治子 / 加藤武 / 岸輝子 / 江守徹
あらすじ時は高度成長期、コレからの日本で「勝ち組」になって生き残るためには、「良い会社に入ってガムシャラに仕事して、接待上手になって、社長の親戚でも嫁に貰う」って事が条件なのに、俺って、集団就職で東北から出てきた女子工員(ミッちゃん)なんかと、つき合っちゃって、バカバカ。こりゃあ、アレだな。処女をいただいたら、口拭って知らんぷり&ポイに限るな。でも、なんか可愛いんだ、一途だし。でも、故郷を飛び出して東京に来たからは、いっぱしのエリートサラリーマンになるしか道はナイじゃん?え〜〜い、面倒だ。ポイポイのポ〜〜イ!・・・それから早7年。念願叶って俺はエリートサラリーマン。社長の姪とも交際中で順風満帆だ。でも、五反田でミッちゃんを見かけた。...[more] (ボイス母)[投票(5)]
Comments
全12 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5ミッちゃんの絶唱に号泣。ソダーバーグはコレを観て、も一回映画の勉強をし直してください!!でも、ホント、ラストのカラーは蛇足だわ〜〜。 [review] (ボイス母)[投票(3)]
★5棄てたのは、過去や階級であり親兄弟や自分史であるという自己反省と自己憐憫の高踏的語り口の彼方から、枠を撃ち抜き自走し始める奇跡の天使小林トシエのキャスティングこそ総て。それだけに、敢えて理に落ちたラストのパートカラーは余分だった。 (けにろん)[投票(2)]
★4日本版「道」。まさにジェルソミーナ。彼女は汚辱の中で生き、死に行くが彼女の内包するところは無償の愛の世界。彼女の中では密度の高い愛が形成されていたのだから不幸な女性なんかではない。男に愛されているのも感じ取っていたのだから。 [review] (セント)[投票(3)]
★4ひとりの会社員にとってのジェルソミーナ。幻想と現実は交錯し、浅丘ルリ子がミッちゃんになる。いや、すでに河原崎の半身がミッちゃんだったのか。男は肉欲だけで女を抱ける筈なのだけれど、いつの間にか冴えない田舎娘はかけがえのないものになっている。 [review] (水那岐)[投票(2)]
★4とにかくこの作品は小林トシエの熱演に尽きますね。 [review] (TM(H19.1加入))[投票(1)]
★4河原崎長一郎のクヨクヨっぷりを堪能。ラストのカラーは今見ると安っぽくて無理矢理だが、そこがいい。 (オノエル)[投票]
★4名作。せつない感じがいい。 [review] (ぱーこ)[投票]
★3小林トシエに★5、浅丘ルリ子に★2。浅丘だって全裸の背中晒しての熱演なのに、この報われなさはかかって演出の責任である。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★3全編の基調はモノクロ。しかし回想シーンは黄色がかったモノクロ。ラスト近く、騎馬での合戦のような祭りのシーンがフルカラー。ラストのイメージの連鎖もフルカラー。こういったメディアの扱いは浦山桐郎の「映画における演劇性」の考察が伺える。しかし中途半端だと思えて仕方がない。「ドドンパ娘」こそ映画だ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3途中までは何スティーブン・ソダーバーグ監督作『トラフィック』と見紛うカラーの効果的な使い方だったものの、ラストは意味ぷぅでした。 (ひゅうちゃん)[投票]
★3カメラのアングルや動き、そして編集が、物語りや感情を理解しているとは、とうてい思えない。それでも面白かった、と思わせるのは、脚本、あるいは原作がよかったんだろうなー。あと、小林という存在。でも、彼女の演技をコントロールできてない感じ。(あるいは彼女に合わせて映画を制御できてない) (エピキュリアン)[投票]
★2話が暗すぎて、ダルい。浅丘ルリ子の美しさは絶品だが。 (直人)[投票]
Ratings
5点4人****
4点10人**********
3点7人*******
2点2人**
1点0人
23人平均 ★3.7(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
日本映画再発見の旅 (ボイス母)[投票(8)]女のVersus(ヴァーサス) (けにろん)[投票(8)]
仄暗い闇の中で…むせび泣く1人のおっさん (けにろん)[投票(6)]脳梗塞 (けにろん)[投票(2)]
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