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海と毒薬 (1986/)

[Drama]
製作滝島恵一郎
監督熊井啓
脚本熊井啓
原作遠藤周作
撮影栃沢正夫
美術木村威夫
音楽松村禎三
出演奥田瑛二 / 渡辺謙 / 岡田真澄 / 成田三樹夫 / 西田健 / 岸田今日子 / 辻萬長 / 津嘉山正種 / 千石規子 / 根岸季衣 / 田村高廣
あらすじ昭和20年初夏、撃墜した本土爆撃のB−29搭乗員が九州大学医学部に連行された。目的は彼等捕虜を使っての生体解剖だった。実話を元にした遠藤周作の原作を映画化。ベルリン映画祭で上映された際には主催者が救急車を待機させたエピソードも残る。ストーリーは「生体解剖」に関わった二人の研修生の心の葛藤を対比させながら、日本人の「罪と罰」を問い詰めていく。キリスト教の洗礼を受けた遠藤周作が、日本人には「良心の罰」は存在するのか否かを問い掛けている問題作。 (sawa:38)[投票]
Comments
全28 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5まず熊井監督以下、この作品製作実現に向けて尽力した方々に敬意を表したい。死が日常となっていた太平洋戦争末期に、医学のそのおける現状を描く事によって、逆に生命の尊厳の希薄を浮かび上がらせた作品。私は医学というものそのものの本質は今日も変わってはいないと思い、恐ろしくも悲しくも、人は魂はあれど一個の「モノ」なのだと、そう感じさせて己のちっぽけさに悲しくなってしまった。 (takud-osaka)[投票(2)]
★5社会派文学映画の頂点。原作と現実の間を逡巡している姿が目に浮かぶようだった。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★4存在の耐えられる重さ。この重さを伝えるためにはこれぐらいの距離感がないと見ていられない。 (モモ★ラッチ)[投票(3)]
★4冒頭から終焉まで途切れることなく緊張が張り詰める。それは、罪を忘れた者たちをじっと監視するように「どこか」から注がれる視線のせいだ。命の質量が軽くなり、比例するように時代の空気が重くなっていることに、この真摯で無邪気な青年たちは気づいていない。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4ほとんど猟奇ショーの言い訳にしかなってない文芸モードが、かえって露悪的な歓楽を成田三樹夫の強烈な現場主義とともに充填するのである。 (disjunctive)[投票(1)]
★4人間として重いテーマ。処刑するのも、手術で病気の治療のために実験するのも同じようなものじゃないか、と言われると、一瞬そうかなあと思ってしまうところが恐い。 [review] (セント)[投票(1)]
★4モノクロの精緻な映像が、戦中非常時下の焦燥と不安に満ちた闇の濃さ、勝呂の孤独、戸田の虚無そして流される血をどす黒く映し出す。原作を写実主義で再現する各所の手法は完璧の一言だが、明らかに意図的な 半米半日の岡田真澄のキャスティングと尋問エピソードの意味が浅く、狙い通りに昇華していないのが残念。それにしてももともと人の中に神は不在なのか、戦争が神を殺すのか、どちらなのだろうか。 (DSCH)[投票]
★4成田三樹夫が「おやぢ」なんて言うと、その瞬間だけやくざ映画にしか思えない。しかし、アクの弱い奥田瑛二は見慣れないのでとても新鮮だった。 (worianne)[投票]
★4痛い。こんなことができるなんて、人間って怖い。周りの環境によって狂気を感じなくなってしまうのでしょうか。 (つな)[投票]
★4前半、病院の様子が淡々と描かれた分、後半、特に最後の方は衝撃的すぎて、あまりに...しかし冷静に考えれば、ある意味、必然的な展開であったのかもしれない。 (シーチキン)[投票]
★3遠藤周作の原作がそうだったように、これも極めて宗教的な映画である。戦中、未だ、「自分は無宗教だ」とイキがることもできなかった若者が人体実験に怯えたように、これを観た観客は「神の領域」を冒すことを怖れるのだろう。だが、この映画では無感動になってゆく若医者のほうがナチュラルに感じられた。 [review] (水那岐)[投票(3)]
★3畜生出たよ。止まらんな。困ったな。・・・ここも恐いシーン。 (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★3「社会派」の名折れ。衝撃的ではあるが、技術の洗練ばかり目について表現の熱さが伝わってこないのが残念。 [review] (ざいあす)[投票(1)]
★3「ね、白人の肌って切りやすいかしら」 [review] (たかやまひろふみ)[投票(1)]
★3アメリカ兵捕虜の賠償問題が再浮上しつつある昨今、この作品の内容がアメリカに広く知れ渡ったら大騒動になるのは避けられない。どうする外相!先手を打つか? (sawa:38)[投票(1)]
★3クライマックスに迫真力が感じられない。 [review] (寒山)[投票]
★3ガーゼ大人気。 (黒魔羅)[投票]
★3ついうっかり食事しながらビデオを見てしまった。......深く後悔した。 (にゃんこ)[投票]
★3淡々と進む内容に、観てるこっちも淡々と鑑賞。『白い巨塔』では“良心”だった田村高廣教授が汚れちまっていたのと、成田三樹夫教授が妙に楽しそうだったのが印象的。 (AONI)[投票]
★2言葉で伝えきれないテーマこそ、情念を露に作品の上に乗せて欲しい。そのための「表現手法」なのでは。「淡々としている」のではなく、監督の生来の「薄情」が致命的。こんなテーマだからジレンマがつのる。みっともないくらいでいいのでは。 (uyo)[投票]
★2尋問されている人々が何を考えているのか理解できず。手術シーンもいまいち淡泊。 (マッツァ)[投票]
★1わかってはいたけど最後まで見届けるのは辛かった [review] (HAL9000)[投票]
Ratings
5点8人********
4点33人*********************************
3点36人************************************
2点9人*********
1点2人**
88人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
日本実録犯罪映画 (町田)[投票(22)]読んでから見るか、見てから読むか。 (シーチキン)[投票(14)]
第二次世界大戦と映画 アジア編 (町田)[投票(14)]ジャパネスクin5大国際映画祭 (けにろん)[投票(11)]
双葉十三郎が選ぶ日本映画100本 (AONI)[投票(10)]ヒポクラテスたち (死ぬまでシネマ)[投票(5)]
きねじゅん爺の選択-邦画編- (muffler&silencer[消音装置])[投票(5)]
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