★5 | シャレにならない今のご時世だけに、むやみにすすめるのをためらってしまう。 [review] (くたー) | [投票(10)] |
★5 | シンザ・・・・悪くてイナセで魅力的な男・・・(ぽ) [review] (ボイス母) | [投票(6)] |
★5 | 堪らない。 [review] (ナム太郎) | [投票(4)] |
★5 | 一画面、一画面に生きることの孤独と悲惨が花火さながら炸裂している。意地をはり、義理を立て、筋を通すことのなんと切ないことか。意地を捨て、義理をかき、筋を曲げることのなんと情けないことか。進むも、退くも冥府への道。 (ジェリー) | [投票(3)] |
★5 | 本当なら“新しい山中貞雄”誕生の転機となる作品だったかもしれない [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★5 | すごく大好きな作品だけどもう・・・(涙) [review] (入江たか男) | [投票(2)] |
★5 | 追い詰められ踏み付けにされてきた人間達のささやかな復讐。雨の中に立ち尽くす浪人の姿はあまりに痛々しかった。 [review] (ハム) | [投票(2)] |
★5 | 今さら作品について言及するほどの目巧者でもないが、ここで語られる人生は『丹下左膳餘話 百萬両の壷』と対で存在するからこそ美しい。人情は紙紙風船の如く軽く、壺を肴に遊び呆けるほどに豊かだ。どんなに世知辛い世情でも生は可能性に溢れ、戦地に散らすほどに軽くはない。 (るぱぱ) | [投票(1)] |
★5 | 現存する山中の前二作に描かれた小市民やアウトローであることの幸せが、ここでは裏返しになって私たちを襲ってくる。仕官の道を断たれて豪雨に立ち尽くす河原崎長十郎の顔が闇に白く浮かび、私は画面に殺される。史上最も厳しい円環構造の映画。これは一篇の悲劇ではない。それは、永劫に続く。 (3819695) | [投票(1)] |
★5 | 人気のない真昼の江戸の町をゆく金魚売りはキリコの絵のようにシュールだ。戻りたくとも戻れないその場所にあった平安。山中の厭世はひそやかに通り過ぎる。紙風船に吹く風のように。 (淑) | [投票(1)] |
★4 | 群像劇を行うときの、過度なまでの客観性の確保に監督の非常なクレバーさを見る。 [review] (Kavalier) | [投票(5)] |
★4 | 薄く軽い紙風船。薄い壁を隔てた二人の男の、遠い距離。 [review] (煽尼采) | [投票(4)] |
★4 | 美術の集積度が窮乏の豊饒さに至る撞着は人間の鋳型の次元へ翻案され、無能の執拗な定義づけを始める。シニシズムは不幸の圧縮と加速には加担せず、長十郎を翫右衛門と対比させることで、ダメ男が退治されるまたひとつの撞着した浄化へと向かう。 (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | チトサビシイ…どころではない。哀愁、寂寥、というよりも絶望という形容こそが相応しい。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★4 | 悪弊の淵に沈んだ庶民も山中の手に掛かれば、踏み付けられてもへこたれない独特のしたたかさを持った魅力的世界と描かれる。
[review] (G31) | [投票(2)] |
★4 | これが武士の妻というものなんだ……。 [review] (なつめ) | [投票(2)] |
★4 | 浪人海野(河原崎長十郎)と妻(山岸しづ江)に浴びせられる容赦なき仕打ちは、山中貞雄の過去の完全否定であり、止め処ない反抗心だけで突き進む新三(中村翫右衛門)の生き様は、将来の展望なき不確実さの具現だ。時代の空気と作家の足掻きが生んだ悲壮だろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | ああごめんなさい。わたしにはこの映画が「日本映画の最高傑作」とまでいわれる所以をさっぱり感じ取れませんでした。(03.03.03@高槻松竹セントラル) (movableinferno) | [投票(3)] |
★3 | うだつのあがらない奴等が一泡吹かせようと結託して、
[review] (たかやまひろふみ) | [投票(1)] |
★3 | この世は人情紙風船。浮き沈みの激しい御時勢。ひと風吹けばサッと舞い上がるが、川に落ちでもすりゃ、そのままドンブラコ。期待で膨らんだ儚い夢も、しぼんでしまうのはあっという間。 (AONI) | [投票] |
★3 | まぎれもなく日本を描いてるとは感じるのだが、ここで描かれたことがわからなくなってる自分も意識せざるを得ない。長屋はこういう感じだったんだろうなと思わせられた。 (coma) | [投票] |
★2 | 確かに江戸の貧乏長屋の活写は見るべきものがある。しかし語られる物語の薄弱さが、自分を画面の外に踏みとどまらせたままだ。ペシミズムの羅列が如何に戦前の淀んだ空の色を移そうと、虚無は虚無から先に進むことはない。 (水那岐) | [投票(1)] |