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妻の心 (1956/)

[Drama]
製作藤本真澄 / 金子正且
監督成瀬巳喜男
脚本井手俊郎
撮影玉井正夫
美術中古智
音楽斎藤一郎
出演高峰秀子 / 小林桂樹 / 千秋実 / 中北千枝子 / 三好栄子 / 松山奈津子 / 根岸明美 / 田中春男 / 花井蘭子 / 加東大介 / 沢村貞子 / 北川町子 / 北野八代子 / 本間文子 / 土屋嘉男 / 杉葉子 / 三船敏郎
あらすじ地方の小都市で薬屋を経営する信二(小林桂樹)は、妻の喜代子(高峰秀子)と相談し、店の裏の土地を使って喫茶店を開くことにする。喜代子は、親友(杉葉子)の兄で銀行に勤める健吉(三船敏郎)に融資を頼む一方、料理の練習のため近くの料理屋に通うようになる。ところが勤めていた東京の会社が倒産した信二の兄・善一(千秋実)が戻ってきたため、信二の母(三好栄子)は喫茶店の開業資金を善一に融通してほしいと夫婦に頼むのだが…。 (Yasu)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4この映画の中では事件が起こったのか起こらなかったのかそれすら曖昧である。登場人物の相互の思惑が水面下で交錯し、決して明快に解決がつかず、当面の問題だけは雲散霧消していくという日常の社会学がスクリーンに定着されているという奇跡。 (ジェリー)[投票(4)]
★4雨宿りのシーンの色っぽさは「乱れ雲」のものとは甲乙つけがたい。小林桂樹&千秋実のダメダメ兄弟というキャスティングも絶妙。 (TOMIMORI)[投票]
★4妻である前に女なのか、女である前に妻なのか。三船の方に珍しく涼しい魅力があっただけに、少し残念だ。 (G31)[投票]
★4大人たちの緊張した空気に割ってはいる子供の犬のおもちゃの動きと音のおかしさがもうたまらなかった。 (tomcot)[投票]
★4通りで偶然合流した夫婦の、見上げたであろう同じ空を、私も確かに見たような、そんな気にさせてくれる逸品。金絡みの息苦しい話だが、暗くなり過ぎないところがいい。 (町田)[投票]
★4この作品では千秋実がダメ男。成瀬巳喜男の映画はダメ男ばっかりだ。 [review] (Yasu)[投票]
★3家族であるが故、誰も決断をしない。逃げて曖昧にしてるうちに問題は解決していく。この家族というリアルな袋小路を閉塞感一杯に描く。そんな中での三船敏郎は映画的に爽やかでいてかつ艶めかしい。(起用法に勿体無い気もするが) (sawa:38)[投票(1)]
★3なにもかもがあいまいで消化不良。(05・10・22) [review] (山本美容室)[投票(1)]
★3嫉妬、甘え、しがらみ渦巻くなか妻と嫁の立場を行きつ戻りつ、喫茶店開業を唯一の求道に、ため息混じりの呆れ顔しつつ我が道ゆずらぬ喜代子(高峰秀子)のなんと健気でしぶといこと。ただ一度、彼女が夫を責める以外、誰もみな感情の高まりをあらわにはしない。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★2成瀬が、小津の真似をしたのか?しかも、いつまで経っても、話が一向に盛り上がらない。豪華キャストによる大人数の家族物の傑作は、『娘・妻・母』('60)、『女の座』('62)まで待たなければならない。['07.11.10新文芸坐] (直人)[投票]
Ratings
5点2人**
4点14人**************
3点6人******
2点1人*
1点1人*
24人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ダメ男 (Yasu)[投票(1)]
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