★5 | 物腰の柔らかい美人はいるが、美そのものは多分に図々しいものである。人の心に土足で入り込んできて、散らかしたまま出て行くものである。それは額に入れて愛でるものなんかではない。映画史上もっとも美しい闖入者たち(たぶん)に乾杯。 (リーダー) | [投票(5)] |
★5 | 「今時の若い者は・・」というセリフは30年ほど前からあったんだね。 [review] (にくじゃが) | [投票(5)] |
★5 | 俗世界を避けて暮らしたいのに向こうから寄って来るとは、なんとも皮肉。もう逃げ場所はどこにもない。 (KADAGIO) | [投票(5)] |
★5 | ビスコンティの集大成。ブームのきっかけとなった名作。リアルタイムでないファンとしては、この映画を愛した皆様に心から感謝します。 [review] (ルッコラ) | [投票(3)] |
★4 | 絵に描いた餅は食えない。 [review] (たわば) | [投票(4)] |
★4 | パリの68年はほんの数年前。ヴィスコンティはいまわの際に夢から覚めて『揺れる大地』『若者のすべて』に回帰しようとして果たせなかった。 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★4 | いきなりやって来て、窓をこじ開ける。壁をブチ壊す。部屋を塗り替える。時代とは確かにそんなもので、受け入れるにしても拒絶するにしても、かなりの覚悟と忍耐力、エネルギーを必要とする。ヴィスコンティらしい平易で普遍的な物語。一幕ものの傑作。登場人物の関係を「映画史」に擬えて見るのも面白い。 (町田) | [投票(2)] |
★4 | 自らが逃げ込んだ美術と音楽の世界で、やっとコンラッドとの接点を見いだしたときに見せる老教授の嬉々とした目の輝きの哀れなこと。豊かな教養と深い造詣にの中に生きているかに見える老インテリは、遥か昔に思考することを放棄した抜け殻でしかなかった。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 現代文明に失望し、引きこもって古美術に囲まれて暮らす老教授と左翼運動でドロップアウトした若者が惹かれ合う。そのきっかけはある絵の背景の建物の形をめぐるオタク的会話。この大量消費社会に彼らの居場所はなかった。 [review] (ジョー・チップ) | [投票(1)] |
★4 | 外部からの侵入してきた強烈な個性がいつしか調和を生み出す。「家族」という言葉が持つ恐ろしさと美しさがここにはあった。 (buzz) | [投票(1)] |
★4 | 苦悩と煩悩の驕り?人の行く末を見据えた価値ある作品。悩みを口にするのとしないとでは視野の広がりは確かに違う。心の痛みが響き鬩ぐ思いが切ない。完璧に言葉で説明するのは難しいけど、監督の伝えたい心情を理解できる迄、観続けて生きたい作品。 (かっきー) | [投票(1)] |
★4 | 封切りのとき、おかしい場面でも誰一人として笑わない岩波ホールの観客に驚かされた映画。こんな品のないストーリーなのに生真面目に観ていた観客に驚いたっけ。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | 叙法に違和感はある。同居人だけの会話場面が少なからず挿入される。彼らは下世話な佇まいの割に金に綺麗なため、全てのキャラの感情が宙に浮く。金の絡みが感情に信憑性を与えるからだ。 [review] (disjunctive) | [投票] |
★4 | 映画的には重厚で適確な描写と言うに尽きる。役者★4,話★3。mozartで総合★4つ。 [review] (ぱーこ) | [投票] |
★3 | 無礼と奔放は若さの象徴。老教授が彼等を受容してしまうのは、若さへの憧憬からか。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★3 | 孤独を愛するインテリ老人の生活をかき乱す押しかけ家族。
だが実は老人もさびしん坊なのであった。 (たかやまひろふみ) | [投票(2)] |
★3 | 教授の奥底で生涯ひそかに鳴動し続けていたのは「人を欲する」という動物のごとき激情。この映画もまた『ベニスに死す』と同様、発見と啓示の瞬間に挫折、転落していく知識人の物語。気品と美しさが溢れているおかげでこの残酷な短調のテーマを味わうことができた。
(ジェリー) | [投票(1)] |
★3 | 子ども心に、カメラを通してヘルムート・バーガーに注がれるいやらし〜い監督の視線を感じた。 (はしぼそがらす) | [投票(1)] |
★3 | ぶっ倒れた影響か以前と比べ求心力に欠ける印象。映像は豪華絢爛。 (赤い戦車) | [投票] |
★2 | 先生は我慢強すぎる。私ならあいつらは絶対に追い出している。 (カレルレン) | [投票] |
★2 | 映画をなめちゃ困るなぁ。 [review] (TO−Y) | [投票] |