★5 | ほぼどのカットにも何らかの形で「紅色」が存在すること。主役2人を除く雑踏の足音がオミットされていること(ストリートミュージシャンの演奏は、二人にとって雑踏が祝福の音楽に聴こえるということ?)。上着を脱ぐ動作が繰り返されること。ドア、視線、手のブレッソンらしいサスペンス。 なんと繊細な演出だろう。セーヌに揺蕩う遊覧船とその柔らかい光の美しさに泣いた。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★5 | 冴えた空気に息を呑む。背筋がピンとするような、心地よい冷たさ。 (くたー) | [投票(1)] |
★5 | 指が、指が、すごいっす (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★5 | アンドレイ・タルコフスキーを語る者にとって避けて通ることのできないロベール・ブレッソン (chokobo) | [投票] |
★4 | 人物が肩越に振り返る仕草が多い。しかしそれによって視線の印象が強調される。もっと言えば、人物から人物に投げかけられる感傷的関心こそが強調される。若い女が鏡に映る自身の裸身を見るその視線もまた肩越、見られる体と見る顔とがショットとして分割されることで、若い女の自身への感傷的関心=ナルシシズムが印象づけられる。ブレッソン的身体は自然な統合を生きない。 (鷂) | [投票(3)] |
★4 | ビスコンティの『白夜』は雪の冷気が伝わってくる硬質な造形映画だったが、ブレッソンのこれは、テーブルの下で絡み合う手や、部屋を往来する男女の気配、娘の裸体が放つ生々しいエロスの艶やかさが、人の息吹や雑踏の喧騒にまみれて湿気を放つ夜の街頭映画だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 余りにもの内向的世界に退く部分もあるが、確固たるポリシーで統一された透明感には微塵も隙が無い。その世界を構築するのは叙事的物語ではなく刹那の叙情なのだ。わけてもセーヌをたゆたう観光船は白眉。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 一見無機質ですが観れば観るほど味わいが深まっていく映画。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★4 | 映画史上最も「そりゃねえだろ!」と言いたくなるヒロインかもしれない。 [review] (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | @ユーロスペース。映像の美しさ、ヒロインの美しさ、演出や編集の無駄のなさ、音楽、どこを取っても洗練されていて素晴らしかった。のに、ちょっと寝た・・・。自称映画ファン失格なり。 (味噌漬の味) | [投票] |