★5 | これほどまでに暖かみを感じない、どんな光も奪ってしまう「赤」を今まで見たことがあろうか。あるとしたら、それは人間の血の色かもしれない。鑑賞後、急いで熱いお茶を飲んだ。 [review] (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(11)] |
★5 | 赤の挿入、時計、聞こえてこない会話等。ベルイマンの中では、最もテーマを視覚化させる事に成功した映画だと思う。 [review] (くたー) | [投票(7)] |
★5 | 「模様」と言うのは、人工的に「自然」を模して(←文字どおりですね)いるものなのですね。全ての「模様」が排除された徹底的な「無地」の世界はひどく異様。 [review] (uyo) | [投票(6)] |
★5 | 「神の沈黙」とかなんとかに全く関係なく、ベルイマンの構成力に打ちのめされ、スヴェン・ニクヴィストの映像美に酔ってしまう。今にも啜り泣きが聞こえてきそうなそんな押し殺した映像、画面の緊張。なんという冷厳な人物造型。 [review] (ゑぎ) | [投票(5)] |
★5 | イングマル・ベルイマンの映画を私はメンタル・スプラッタ・ムービーと呼んでいる。 (ニシザワ) | [投票(5)] |
★5 | とんでもなく情緒不安定で、悲惨な姉妹の家に雇われる事になった、召使の長〜くて、苦痛な時間。 アンナの日記。 [review] (よちゃく) | [投票(2)] |
★4 | <我に触れるな> [review] (鏡) | [投票(2)] |
★4 | 塵より生まれし者が塵に還るように、沈黙から生まれた叫びとささやきもまた、沈黙に還る。神の沈黙、母の沈黙。 [review] (煽尼采) | [投票(1)] |
★4 | 絵画的に彩られ、何やら高尚な悪趣味のせいでハイブラウな感じに仕上がってるが、女兄弟長女の私から見れば、これはもうバッキリ「長女はつらいよ」映画。 [review] (はしぼそがらす) | [投票] |
★4 | 抑圧、緊張、爆発の「赤」から目を背けたいのに目が離せない。生きて愛情を確かめ合い心の平安を手に入れることの難しさよ。 [review] (jollyjoker) | [投票] |
★4 | ハリエット・アンデルセンと召使の交流、極上なのにあくまで即物的な撮影が記憶に残る。残念なのは「悪役」が浅墓に過ぎること。現実はそんなもんなのだろうが。 (寒山拾得) | [投票] |
★4 | 思っていたより娯楽色が強いと思った。ショッキングな描写が多かったせいかも。終盤ちょっと失速するのが残念。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 嫌な映画である。ベルイマンの真摯な悪意が、フィルムにとり憑いたかのような赤と白と黒。しかし目をそむけるどころか意識がスクリーンに吸い寄せられてしまう。きっとそれは、心の底に隠したはずの不安を暴かれるマゾヒスティックな快感を誘うからだろう。
(ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 辛気臭い家族ドラマと映像美の融合。ベルイマンの人間を冷酷に見つめる視線はこの作品において頂点に達した。だが完璧すぎて没入できないような感じもある。 (ハム) | [投票] |
★3 | 女の情念が表に出た、そのまんま怪談とも言えます。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★3 | 演出家としての腕はよーく分かりました、という感じ。でも、私が観たいのは映画なんですけど、、、。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★3 | 顔面のパーツ全てが独立した生き物であるかのよう。肌の触れ合いによる暖かさと相反する死臭が強烈。鑑賞中は赤ワインは飲みたくない。67/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 凄い生活。家もあの庭が欲しい。 (coma) | [投票] |
★3 | モノクロームの表現主義に傾倒してきた映像作家が虚飾を脱いで彩色世界で曝け出した女性観が血の色だというのが生々しくキツい。手法の変化という以上にベルイマンの内なるミソジニーが全開された転換点。だが先鋭的な神秘主義が後退したのが物足りない。 (けにろん) | [投票] |
★2 | コスチュームものが苦手な僕にはきつかった。赤色が印象的。 [review] (ころ阿弥) | [投票] |