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(1941/)

[Drama]
監督清水宏
脚本清水宏
原作井伏鱒二
撮影猪飼助太郎
美術本木勇
音楽浅井挙嘩
出演田中絹代 / 川崎弘子 / 斎藤達雄 / 笠智衆 / 日守新一 / 三村秀子 / 河原侃二 / 横山準 / 大塚正義 / 坂本武 / 松本行司
あらすじ「南無妙法蓮華経」のたすきとバチ打ちで街道を練り歩くお寺参りの一行。その中に玄人(くろうと)然とした二人の女、恵美(田中絹代)とお菊(川崎弘子)。この団体はやがて田舎の宿に。その宿には先生(斎藤達雄)と呼ばれるこうるさいインテリと帰還兵の納村(ナンムラ:笠智衆)他が泊まっていた。露天の朝風呂でひとしきり文句をたれていた先生。そんな時納村が風呂の中に落ちていた簪で足をケガする。またまた文句たらたらの先生であったが納村は「情緒的なことだ」とサラリと言う。その簪は恵美のものであった。恵美は実は東京で男の「囲い者」であったのだが・・・。 (KEI)[投票]
Comments
全12 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5風の中の子供』を大傑作と言ってしまった今、この『』は何と称すればよいのか私には分からない。もうそれくらい素晴らしい!なんなんだこの清水宏という人は。とにかく出来るだけ沢山の人に観てもらいたい映画No.1です。 [review] (づん)[投票(3)]
★5本作も山道でロングショット、歩く人々を後退移動で撮ったカットから始まる。山間の宿屋とその周辺を舞台にしている、という点で『按摩と女』の姉妹編のような作品だ。按摩も登場し、こゝでも、目明き同等か、目明き以上に物事に対応できる、ということを描いたシーンが挿入される。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★5川を渡るシーンのスリル。女が男を背負う演出の奇抜さ。移動撮影の巧みさ。手紙や日記の使い方のうまさ。登場人物の去り方の鮮やかさ。どこを切り取っても監督の個性が横溢する。繊細さと大胆さが軽やかに同居している画面に誰しも目が釘付けになるだろう。 (ジェリー)[投票(2)]
★5過去の遺物になってしまった女性像だが、主人公の女性の気持ちが画面一杯に伝わってくる。傑作だ。 [review] (KEI)[投票(1)]
★4笠智衆の情緒的イリュージョンが持つ破裂強度に驚いてはいけない。 [review] (田原木)[投票(2)]
★4暇人のダラダラは時局に鑑みれば挑発的であるが、出来としては『按摩と女』から随分な後退。河原でのラジオ体操や寺の石段のショットなど秀逸だが、如何せん淡泊。冒頭の脱落している田中絹代の科白が重要だったのかも知れない。 (寒山拾得)[投票]
★4なんてシンプルで素敵な映画。情緒的イリュージョンをふんだんに散りばめた味のある演出(なんのこっちゃ)。とにかくわかりやすく軽いのに、とてつもなく強いメッセージがこめられているような、プレゼント的作品。 (あちこ)[投票]
★4なんなんだろう。今よりもずっと物がないはずなのに、この豊かさ。 (地球発)[投票]
★4田中絹代と笠智衆のツーショットが見られて幸せ。清水監督は初見だが、笑いのセンスかなり有りとみた。間がいいのだ。 (AKINDO)[投票]
★4按摩、団体客、歩く稽古。この3題で見せる。独特のユーモアが素晴らしい。そして、笠智衆が若いぞ! (丹下左膳)[投票]
★3宿の二階の客達は、そこに居続けることで、ひと夏の擬似的な落語長屋を形成する。訪れては去っていく一階の団体客の喧騒は、さながら長屋を取り巻く世間だ。世間から簪に導かれた女は長屋で安息を得、行く宛なく夏を終える。物語の骨組みと画面構造の見事な一致。 (ぽんしゅう)[投票]
★3この空間演出は、この時代の日本が舞台だからこそ成立するもの。 [review] (煽尼采)[投票]
Ratings
5点6人******
4点9人*********
3点3人***
2点0人
1点0人
18人平均 ★4.2(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
題目への異常な愛情又は私は如何にして心配するのを止めないでこれらの作品を観ようとしないのか (アルシュ)[投票(30)]
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