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拝啓天皇陛下様 (1963/)

[Drama/War]
製作白井昌夫
監督野村芳太郎
脚本野村芳太郎 / 多賀祥介
原作棟田博
撮影川又昂
音楽芥川也寸志
出演渥美清 / 長門裕之 / 中村メイ子 / 左幸子 / 高千穂ひづる / 藤山寛美 / 山下清
あらすじ貧しい農村で孤児として育ち、冷たい親戚の間をたらいまわしにされてきたヤマショウ(渥美清)。彼にとって、三度の飯が食えフロも寝る場所も困らない軍隊は天国のようなところだった。文盲だった彼は軍隊で後輩に文字を習い、終には戦争が終わると除隊になるので、自分をもっと軍隊に置いてくれと天皇陛下に直訴の手紙を書こうとする。戦争・終戦・復興と移り変わる時代の中で、学はないが純朴で無邪気に生きていくヤマショウの半生を、戦友(長門裕之)の目を通して描く、可笑しくもせつない喜劇。 (Lycaon)[投票(1)]
Comments
全29 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5短い上映時間の間にこれほど笑い、むせび泣かされる作品はそう多くない。そして父はアノ消灯ラッパを懐かしそうに口ずさむ。そういう青春もある。 [review] (sawa:38)[投票(12)]
★5山ショウ(渥美清)は、ただその時代に生まれ、彼なりの生涯を過ごしただけなのだ。そこには貧困や差別、そして軍隊があたり前のようにあっただけなのだ。そんな国、今だっていくらでもある。我々だって、ほんの少し生まれるのが遅かっただけなのだ。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
★5監督の渇いた視点が終盤観客を涙させる。何度観ても切なく心に残る。渥美清、ある意味、こんなにも味のある役者を一作のシリーズだけに集約させてしまった邦画界の罪は大きい。それくらい彼は我々の笑いも泣きも自然に引っ張り出してくれる稀有な俳優だったと思う。 (tkcrows)[投票(6)]
★5(05・8・01) [review] (山本美容室)[投票(3)]
★4映画では地獄みたいな軍隊ばかり描かれるが、良き上官と良き戦友に恵まれ、案外このヤマショーみたいのが実感の人も多かったかも。やがて、大陸で殺戮マシーンと化して行くとしても…なんて考え出すと楽しめないからやめといた。 (けにろん)[投票(9)]
★4社会に苛められた男の天国は軍隊にあった、という設定のリアルさがいい。 [review] (りかちゅ)[投票(9)]
★4第二次大戦は多くの民草にとって地獄だったろう。だが、それあってこそ生きられた男も確かに存在したのだ。単純で、誰かに誉められたくて、偉そうにしながら淋しがり屋。そんな「のらくろ」みたいな男だ、ヤマショウは。 [review] (水那岐)[投票(6)]
★4陛下はご覧になったのかしら・・・ [review] (G31)[投票(5)]
★4長らく観たかった作品だが、予想に反して牧歌的なのに驚いた。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★4クライマックスの時間差編集が見事! あと、この作品の長門裕之は大好きです。とぼけてて。 (オノエル)[投票(2)]
★4普通の人々の上に、当たり前の幸せがありますように。物語の底流に、ずっとそんな祈りがあるように感じた。 [review] (はしぼそがらす)[投票(1)]
★4渥美清演じる主人公は不幸だったのか?そうは思わない・・・・・・・ (TM(H19.1加入))[投票(1)]
★4ヤマショウの、天皇陛下に対する無邪気で愚直な忠誠心を笑うことは容易いけれど、笑っても何の意味も無い。ただそういう時代だった、というだけのことだ。 [review] (緑雨)[投票(1)]
★4前半は軍隊を舞台に笑えるものの、こーゆー人も居たのかなぁ、と戦争や差別について考えさせられる。後半は渥美清にとっては後の「寅さん」のキャラの原型が垣間見られる(監督は違うけど)。渥美長門裕之西村晃加藤嘉桂小金治など男優陣がいずれも好演だが、女優では左幸子が光ってる。['04.4.13VIDEO] (直人)[投票(1)]
★4渥美清の人情味あふれる演技が素晴らしい。そして軍隊生活を笑いとばす演出もよい。それだけに、唐突な結末がいつまでも心に残る。 (シーチキン)[投票(1)]
★4軍隊映画ではなく、ヤマショウという男の半生記だった。このキャラが、何とも良い。左幸子が殊の外可愛い。山下清役は寛美かと思ったが、本人とのこと。‘君が代ラッパ’は初めて聞いたが、今も海上自衛隊が使っているらしい。‘赤子’は‘セキシ’と読むらしい。 (KEI)[投票]
★4渥美清長門裕之の再会場面がどれも良い。親友ってのは喧嘩別れしても、次に会った時はお互いケロッと忘れてるもんなんだよなあ。 (赤い戦車)[投票]
★3この映画の最もよいところと最もだめなところは同じだ。それは「主人公を演じているのが渥美清であるということ」。渥美清があまりに素晴らしくて素晴らしくて素晴らしい。もしヤマショーを演じたのが他の役者だったら、なんて考えるとぞっとしてしまうほど。 (tredair)[投票(4)]
★3前田日明がフェイバリットに挙げていた作品。きな臭い右翼映画かと思いきやなんのことはねえ、渥美清は若き日の前田自身で、歩兵第10連隊は新日本プロレス、長門裕之は藤原喜明だ。前田にとっての青春映画だったんだな。 (ペンクロフ)[投票(1)]
★3前衛的。きっと当時の観客は驚いたに違いない。 [review] (夢ギドラ)[投票(1)]
★1戦犯作家長門裕之に寄り添ってくれるのは馬鹿だけでしたという閉鎖的な土管のなかの回顧録。理に落ちるユーモアが笑えず、おもろうてやがて哀しきという進行が骸骨のよう。天皇拝謁の場面は異様な緊張感があるが、別に演出がいいからではない。 (寒山拾得)[投票]
Ratings
5点12人************
4点40人****************************************
3点10人**********
2点0人
1点1人*
63人平均 ★4.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
双葉十三郎が選ぶ日本映画監督50人 (AONI)[投票(16)]第二次世界大戦と映画 アジア編 (町田)[投票(15)]
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