★5 | ぶつかり合う男性原理と女性原理!あるいは「女として一人前である」という事 [review] (ボイス母) | [投票(6)] |
★5 | 舞台になるどの部屋も、すごく狭いのね。テーブルやソファ、ベッドとかで床が見えないほど狭い。しかも物がごちゃごちゃしている。さらに影を活かすリアルなライティングなのでそこにうごめく人間たちが、なんか穴の中の昆虫というか爬虫類みたいでグロい。増村の美学は、こうしてつねにストーリーと密着しているのでした。 (エピキュリアン) | [投票(4)] |
★5 | 増村保造は今作でも絶妙なタイミングでエンドマークを入れてくる。この点、ホント達人。 [review] (檸檬) | [投票(2)] |
★5 | 「仕事の為に女と寝るのが何だ!許せないのか?」→それが通用した世代。うらやましいぞ、昭和1桁!ってうちの両親達か?通用しないしない。 [review] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(2)] |
★5 | 恋愛なんて勘違いと紙一重なのかもしれない。しかし、それを愚かな行為だと決めつける人々を、増村は痛烈に批判する。人として最優先すべきは倫理よりも感情なのだという主張が、若尾の鬼気迫る演技によってビンビン伝わってくる。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | 色と欲をめぐってカラフルな男女が闘争するピカレスク映画。と同時に、あるべきモラルを追求する観念ドラマでもある。日本におけるルネサンスこそ、戦後派・増村の主題だった。 (淑) | [投票(5)] |
★4 | 問題:(田宮二郎+岸田今日子+若尾文子)×増村保造= [review] (若尾好き) | [投票(5)] |
★4 | 夫は株を取り仕切っていたが自分が大暴落っぽい。
若尾文子は1株40円から終わる頃には400円にまで上がり買い注文殺到状態
[review] (torinoshield) | [投票(4)] |
★4 | 価値観の衝突、エゴの対立をここまで尖鋭に際立たせた映画を他に知らない。情念の映画と見せかけて、物凄く理知的。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★4 | いやあ、びっくりした。岸田今日子の怖さは驚愕ものだ。「動くと死ぬのよ」ぞっとする。今作られていたらなら当然ベストテンに入る出来。
(ゑぎ) | [投票(2)] |
★4 | 人間なんてララ〜ラ〜ララララ〜ラ〜 [review] (町田) | [投票(2)] |
★4 | オープニングから若尾文子の裸体カット。世に云う若尾フルスロットル状態で映画は始まるが、私は岸田今日子のほうに軍配を上げてみたい。台詞に込められた粘着性の破壊力は岸田が上回る。物語の内側から解釈すれば、それは田宮二郎のために犠牲にしたものが若尾より比較にならないほど大きいからだろう。 [review] (3819695) | [投票(1)] |
★4 | メロメロなメロディーに乗せて展開される大人の社会派&恋愛サスペンス。"静"の若尾と"動"の岸田で異なる女の恐ろしさが味わえる。
[review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★4 | 田宮二郎も川崎敬三もシステムの中を生き抜こうとする。岸田今日子はシステムを生きるふりをして男に生きたために、システムそのものである男を破戒しなければならなくなる。一方、若尾文子はシステムでもなく男でもなく本能に生きた。それが恋愛と純愛の差。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 若尾夫や兄の「ドドンパ男至上帝国主義発言」にのけぞるわたし。そして岸田今日子にのけぞる夫。 [review] (はしぼそがらす) | [投票(1)] |
★4 | 不可逆性のある脚本が増村の濃厚な演出と相性抜群。人物と人物の間隔が非常に狭く、また遮蔽物の利用やフレーミングの窮屈さがそれに拍車をかける。しかし、人物同士がきちんと目を合わせることは稀で若尾文子と川崎敬三は夫婦であるにもかかわらず相手の顔をまともに見ようとすらしない。この関係は最初から破綻する運命にあったといえよう。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 影が色濃い世界に立ち現れる若尾文子の肢体。愛の名を語って利用する男と振り回される女。微笑みもまた虚しい。しかして結末は神の御業。 (マッツァ) | [投票] |
★3 | 田宮二郎に純愛は似合わない・・・。 (worianne) | [投票(1)] |
★3 | 若尾文子vs岸田今日子。この作品では若尾文子の勝ち。同年『卍』で岸田今日子の勝ち。という事で今の所引き分け。 (直人) | [投票(1)] |
★3 | 岸田今日子の愛の形(顔力)に5点。主人公の二人の愛はなんか甘っちろくて-2点。 (picolax) | [投票(1)] |
★3 | 崖っぷちに追いやられた先に見る、血に染められた究極の純愛ってとこか。構造的には追いつめられた二人によって追いやられるべくして追いやられた二人、という救いようのない二重構造。でも、若尾文子の恋愛感情・田宮二郎の心変わりに今一ピンとこなかったな。それよりも、場の空気を一瞬にして覆した岸田今日子こそが最も純愛だった。 (クワドラAS) | [投票] |