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私は貝になりたい (1959/)

[Drama]
製作藤本真澄 / 三輪礼二
監督橋本忍
脚本橋本忍
原作加藤哲太郎 / 橋本忍
撮影中井朝一
美術村木与四郎
音楽佐藤勝
出演フランキー堺 / 新珠三千代 / 水野久美 / 加東大介 / 藤田進 / 笠智衆 / 中丸忠雄 / 中丸忠雄 / 稲葉義男 / 藤木悠 / 織田政雄 / 多々良純 / 沢村いき雄 / 堺左千夫 / 南原伸二 / 藤原釜足 / 小池朝雄 / 佐田豊 / 平田昭彦 / 加藤和夫
あらすじ「お父さんは二時間ほどしたら遠い遠いとこへ行ってしまいます。・・・生まれ変わっても人間にはなりたくありません。・・・どうしても生まれ変わらなければならないなら、私は貝になりたい・・・」戦争末期、床屋を営む清水豊松(フランキー堺)が召集される。ある日米軍機のパイロットが捕虜として連行され、部隊長は戦意高揚の為と称して、豊松に銃剣で捕虜を突き殺すよう命令をする。怯えながらも命令には絶対服従しなければならない豊松は目をつむり突進した。そして敗戦後、彼のところにMPがやってきた。罪状は「捕虜虐待」にて死刑。昭和33年に放送されたドラマとして生放送され、大反響を呼んだ作品を同スタッフで映画化。 [more] (sawa:38)[投票(6)]
Comments
全28 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5相手を殺したくなければ隊長に逆らえばいいじゃん、とスクリーンのこちら側の「現代の」冷静な観客は思ってしまう。それでも戦争というものは人を狂わせる。人殺しが日常であり必然となる。現代に生まれたことのありがたさ。リメイクして欲しくない作品。 [review] (tkcrows)[投票(7)]
★5三上寛は激情の中で「誰を恨めばよいんでございましょうか」と歌ったが、清水豊松は絶望的な無力感の中で「私は貝になりたい」と呟いた。法と政治、戦争と平和の狭間に存在する陥穽、ブラックホールに落ち込んだ憐れな犠牲者よ、本当に申し訳ない。悲しいことに俺は貴方の為に何も出来ない。 [review] (町田)[投票(6)]
★5静かに「戦争は嫌だ」、というメッセージがフランキー堺の迫真の演技によって伝わり涙が止まらない。あれは演技ではないのかもしれない。なぜなら実際に戦争を知っている人であり、きっと主人公のように無念さを噛み締めて死んでいった人達の魂を汲んだのだろう。戦争を実際に知らない今の我々には作れない作品。 (タモリ)[投票(6)]
★5時々疲れ果てて「次に生まれてくるときは辛子明太子になろう。人さまをチョットだけピリッとさせて、それだけでいい。後はただ黙ってうずくまっているの」なんて思う。 [review] (はしぼそがらす)[投票(4)]
★5特別な人間の話ではない。私達の父や祖父もこうなる可能性があったのだ。フランキー堺のあの声を運の悪かった「同僚」「同期」の声として聞いた世代は恐怖に慄きながら聞いたはずだ。 [review] (sawa:38)[投票(4)]
★5戦勝国による審判というしくみの是非を訴える作品でも、被害者意識の塊になって責任を一部に押し付ける作品でも、一億国民すべて懺悔すべきだと言う作品でもない。この映画では、土佐の高知の海がすべてを静かに語る。「加害者になるな」と。 (ジェリー)[投票(2)]
★5我々は貝になってはいけない。 [review] (takud-osaka)[投票(2)]
★5重く力強い演出。フランキー堺の表情の凄みは見る者の心をえぐる。 (chilidog)[投票(2)]
★4中学校の全校集会で見せられた映画。「私は貝になりたい」この科白が、胸の奥にグッサリと刺さった。しかし飽食・平和な現代、「私は猫になりたい」と思ってしまう。 (peacefullife)[投票(3)]
★4テレビの再放送で観ました。当時「私は貝になりたい」という台詞が流行りました。何かめげる事がある度にこの台詞。馬鹿な子供時代でした。 [review] (さいた)[投票(3)]
★4理容店を一人で切り盛りし、夫の帰りを待っている妻がとても痛々しい!! (大魔人)[投票(2)]
★4確かに賢明ではなかったかもしれない。 [review] (緑雨)[投票(1)]
★4偉い人達だけでなく一般市民にも戦争責任はあるということなのか。もしそうならば(あるいはそうでなくとも)戦争はやはり全力で回避されねばならないものだ。 (ハム)[投票(1)]
★4監督がもしも小林正樹だったら…とかつい思ってしまった私は不謹慎でしょうか。 [review] (づん)[投票]
★4庶民の鑑は血塗られ輝き失せ、教科書のページには戦勝国の論理と変節した国の煌々と輝く凡庸さだけが逆説的に記録されていく。むなしさだけが心に残る。読みたいことがそこにある。泣きたいこともそこにある。 [review] (ジャイアント白田)[投票]
★4シリアスドラマとしてはフランキー堺の最高傑作。泣かせるフランキーも笑わせるフランキーに劣らず素晴らしい。 (熱田海之)[投票]
★4考える時間も立場もなかった主人公に、いったいどうすることができたのでしょうか?今の私が、もし同じ状況に置かれたならば私も……と思います。「NO!」と言える倫理観を持てない… (高橋慶彦)[投票]
★3「戦争の被害者」としての日本人。責任者の不在、曖昧。 [review] ()[投票(4)]
★3一種冤罪事件の様にも見えるが、しかし豊松(フランキー堺)は確かに兵士として出征し、米国人捕虜を刺した。この映画を観て米軍の裁判にばかり怒ったり「全然悪くなんかない」と思うとしたら、その心は危険である。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★3静かに反戦を訴えているだけに、心に残る。フランキー堺のユーモアある演技が逆に胸に迫る。妻役の新珠三千代も印象的。['03.8.15京都文化博物館] (直人)[投票(1)]
★3中井−村木の画は黒澤ばりで魅せるが、物語は肝心な処でしっくりこない。フランキー堺はアイヒマンではないのか。 [review] (寒山拾得)[投票]
Ratings
5点22人**********************
4点26人**************************
3点11人***********
2点0人
1点0人
59人平均 ★4.2(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
第二次世界大戦と映画 アジア編 (町田)[投票(15)]私は・・・なんだかすごいことになっている (ペペロンチーノ)[投票(14)]
アニメサブタイトル元ネタ集 (ユリノキマリ)[投票]
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