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ガブリエルアン・カットグラさんのあらすじ: 更新順

★5フォロウィング(1998/英)舞台は現代のロンドン。作家志望の無職青年ビル(ジェレミー・セオボルド)は、街で出会った見知らぬ他人をそれとなく尾行(following)する、一風変わった趣味の持ち主だった。…ある日ビルは、自分の尾行を見破った男・コッブ(アレックス・ハウ)から、空き巣に入って他人の生活を盗み見る禁断の楽しさを教わり、いけないコトとは知りつつその魅力に取りつかれていくのだが…。『メメント』で全世界を驚嘆させた俊英、クリストファー・ノーランが、製作・監督・脚本・編集・撮影の5役を務め、長編デビューを果たした異色サスペンス。(本篇70分)[投票(2)]
★4巌窟の野獣(1939/英)18世紀の英国・西南部の街コーンウォール。切り立った岩壁のあるこの街は、ありもしない灯台を装い商船を引き寄せてわざと難破させ、乗組員を皆殺しにして金品を強奪する盗賊行為が行われる無法地帯であった。…故郷アイルランドを離れ、コーンウォールで宿亭「ジャマイカ・イン」を経営する叔母を訪ねてやって来た若い女性メアリー(モーリン・オハラ)は、目的地での停車を拒否され馬車から追い出されてしまう。憤慨するメアリーであったが、彼女は知る由もなかった。「ジャマイカ・イン」が、恐るべき野獣どもの巣食う悪の巣窟であることを…。サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督、イギリス時代最後の作品。(本篇98分)[投票]
★2スミス夫妻(1941/米)「私だって人を殺さない映画を作れます。」…舞台は現代のNY。ホントーはすごく愛し合ってるくせに、いつもケンカばかりしてる、リッチなスミス夫妻(キャロル・ロンバードロバート・モンゴメリー)。ある日、ひょんなコトから自分たちの結婚が法的に無効であることを知らされた夫妻。…「もぉ一度結婚できる→もぉ一度プロポーズしてもらえるんだわぁ♪」と舞い上がる妻であったが…その夜のディナーは最低。おまけに何も言ってくれない夫。そんなこんなで彼女の怒りがだいばくはつ!とぉとぉ離婚騒ぎにまで発展するのだが…。サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督が手掛けた唯一のコメディ作品。(本篇95分)[投票(3)]
★3マン・ハント(1941/米)1939年のドイツ。休暇を取り、山中で狩りを楽しんでいた英国軍大尉ソーンダイク(ウォルター・ピジョン)は、偶然出合った行軍中のドイツ軍を率いるヒトラーに面白半分に照準を合わせていたところを捕えられてしまう。開戦のきっかけを欲しがっていたナチスは、彼を無理矢理英国政府の暗殺者に仕立てようとするのだが、辛くもソーンダイクは脱出に成功する。…だが、ナチスの執拗な追手は彼のすぐ背後にまで迫っていた…。巨匠フリッツ・ラング監督が手掛けた、サスペンスフルな逃避行物語。日本では長らく劇場未公開&ビデオ未発売であった、幻の作品である。(本篇103分)[投票]
★4陽気な幽霊(1945/英)舞台は現代イギリス。7年前に愛妻エルビエラ(ケイ・ハモンンド)を亡くした探偵小説作家チャールズ(レックス・ハリソン)は、愛する女性ルース(コンスタンス・カミングス)と再婚、今は幸せに暮らしていた。…ある日、インチキ降霊師を題材とした新作小説執筆のため、実際に降霊会を催すことにしたチャールズは、友人を招き、降霊術のおばちゃんを呼ぶのだが…。なんと彼女は、あろうことかエルビエラの幽霊を召喚してしまった!ルースにやきもちを焼くエルビエラのいたずらはどんどんエスカレートして…。若き日のデビッド・リーン監督が手掛けたおシャレな爆笑コメディ。(本篇97分:1946年アカデミー特殊効果賞受賞作品)[投票]
★4おかしな・おかしな・おかしな世界(1963/米)舞台は現代アメリカ。荒野の一本道を猛スピードで爆走する一台の車があった。先行く車を無理矢理追い越してるうちに、あえなくガードレールを突き破り…車は転落。まもなく集まってきた追い越された4台の車の運転手達の前で、その車を運転していた瀕死の男は「ある公園(350キロほど南の地点)に俺は35万ドルを隠してきた…」と言い残して絶命してしまった。…さて。この胡散臭い話をどう処理するかで話し合う一行であったが、結局交渉は決裂。早い者勝ちで大金を奪い合うことになったのだが…。名匠スタンリー・クレイマー監督が手掛けた、爆笑ドタバタスラップスティックコメディ。(本篇155分:1963年アカデミー音響効果賞受賞作品)[投票]
★4フリック・ストーリー(1975/仏=伊)1947年のフランス。凶悪犯ビュイッソン(ジャン・ルイ・トランティニャン)が脱獄する事件が発生…フランス国家警察の敏腕刑事ボルニッシュ(アラン・ドロン)が捜査に乗り出した。パリ警視庁との確執の中、ビュイッソンの逮捕には国家警察の威信がかかっているのだが…ボルニッシュらの必死の捜索にもかかわらず、ビュイッソンとその一味は凶行を重ねていく…。3年間にも渡る執念の捜査が行われた実話の映画化で、製作も兼ねたドロンはこの刑事と実際に親交が深かったという。(本篇108分)[投票(1)]
★5東京裁判(1983/日)「…これは、歴史上かつてない証拠調べであり、日本という一国家の現代史、昭和という一つの時代を発掘する作業にも似ていた…(本篇ナレーションより)」…太平洋戦争終結後の昭和21年(1946年)5月3日から行われた「極東国際軍事裁判」…通称「東京裁判」の様子を描いた、4時間半を越えるドキュメンタリーの力作。(本篇277分:1985年ベルリン国際映画祭国際評論家連盟賞(小林正樹)受賞、1983年ブルーリボン作品賞受賞作品、キネ旬四位)[投票]
★3ポルノスター(1998/日)舞台は現代の東京。仲間と共に渋谷でデートクラブを経営し、その売上金をヤクザに上納しているチンピラの上條(鬼丸)は、しかしそんな日常に漠然とした苛立ちを抱いていた。ある日彼は、「ヤクザはいらん」とつぶやきながら無表情にナイフでヤクザを殺す少年・荒野(千原浩史)と出会う。その型破りな行動に魅せられたのか…荒野を仲間にした上條は、敵対するヤクザの幹部・松永(杉本哲太)との対決を目論むのだが…。『青い春』でカリスマ的人気を得た俊英・豊田利晃が初監督作として手掛けた、異色バイオレンス。(本篇98分:1998年日本映画監督協会新人賞受賞作品、R-15指定)[投票]
★5暗黒街の弾痕(1937/米)舞台は現代アメリカ。三度目の刑期を終えて出所したエディ(ヘンリー・フォンダ)は、自分を弁護してくれた弁護士事務所で働く恋人ジョー(シルビア・シドニー)と結婚する。定職にも就き、今度こそ更生する決意の固いエディであったが…前科者に対する世間の目は冷たく、程なく仕事もクビになってしまう。次第に荒んでいくエディ。…そんなある日、銀行強盗事件が発生。現場にはエディの帽子が残されていた…。「ボニー&クライド」の話をベースに巨匠フリッツ・ラング監督が描いた、30年代ハリウッドを代表する社会派ドラマの傑作。(本篇87分)[投票(1)]
★4007/オクトパシー(1983/英)時は現代。ベルリンの英国大使公邸に瀕死のピエロが駆け込んできた。まもなく彼は息を引き取るのだが、その手にはイースターエッグ(ロシア製の美術装飾品)の精巧な模造品が握られていた…。ピエロの正体は英国諜報部員の009。彼は最近頻繁にオークションに出品されるロシア製貴金属品を巡る陰謀を調査中だったのだ。外貨獲得を狙うソ連の思惑か、それとも…。009の後を引き継いだ諜報部員007=ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)は、やがて謎のインド貴族カマル・カーン(ルイ・ジュールダン)と美女オクトパシー(モード・アダムス)に出会う…。スーパースパイ007の活躍を描いたシリーズ第13作。(本篇131分)[投票]
★3ミルク・マネー(1994/米)舞台は現代アメリカ。幼い頃に母を亡くし、閑静な住宅地に教師の父(エド・ハリス)と共に暮す中学生フランク(マイケル・パトリック・カーター)は、「100ドルあれば女性の裸が見られる!」と言う悪友の誘いに乗って街へ出かける。お金を見せびらかしているところを強盗に狙われ…危ういところを若い娼婦・V(メラニー・グリフィス)に助けられたフランク達だったが、乗ってきた自転車を盗られてしまい、Vに車で家まで送ってもらう。だが車はそこで故障…Vはやむなく彼の家に滞在する羽目になるのだが…。思春期の少年と世慣れた娼婦の交流を温かく描いたコメディ。題名は「娼婦に支払う報酬」の意。(本篇109分)[投票]
★4ざわざわ下北沢(2000/日)舞台は現代東京・世田谷区下北沢。この街で育った20歳の娘有希(北川智子)は、駅前の小さな喫茶店「KARASS」でアルバイトをしている。彼氏の達也(小澤征悦)は写真が趣味だが、雑誌記者の見習として働きながらもすぐにやめてしまう。KARASSの常連で役者の九四郎(原田芳雄)は山あり谷ありの人生を送りつつもその芝居で若者の心を動かす…。流行があり、また一方で不思議と懐かしいノスタルジーが同居する不思議な街・下北沢…。そのざわざわした雑踏を市川準監督が優しく繊細なタッチで切り取った、手作り感覚の小品。ゲスト出演陣がさりげなくも豪華である。(本篇105分:日本映画批評家大賞作品賞受賞作品)[投票(1)]
★4機動警察パトレイバー 劇場版(1989/日)1999年・夏・東京―嘲笑を残したまま、ある技術者が海へ消えた…。そして「それ」は起こった。都内各地でレイバー(汎用の大型作業重機で、主に人型の形状のものが多い)による謎の暴走事件が多発。捜査を開始した警視庁・特殊車両二課の篠原遊馬(CV:古川登志夫)は、レイバー用の「革命的」新型OSソフトに隠されたある巨大な陰謀を突き止める。だが…旧約聖書を符合に仕組まれたその罠は、あまりにも完璧だった…。姿なき犯罪者に立ち向かう特車二課の活躍を描き、アニメ映画の枠を越えて「日本SF映画史上屈指の傑作」とまで評された、鬼才押井守監督作品。(本篇99分)[投票]
★4英国式庭園殺人事件(1982/英)1694年の英国南部。画家のネビル(アンソニー・ヒギンズ)は、貴婦人のハーバード夫人(ジャネット・スーズマン)から「主人の留守中に自分の館の庭園の絵を12枚描いて欲しい」という依頼を受ける。高額の報酬と夫人との密会を条件にこれを承諾したネビルはさっそく絵を描き始めるのだが、彼の歯に衣着せぬ言動に館の者達は戸惑いと反撥を隠せなかった。…やがてハーバード夫人の娘サラ(アン・ルイーズ・ランバート)は、ネビルの絵の中にある奇妙な秘密が隠されていることに気付くのだが…。異才ピーター・グリーナウェイ監督が手掛けた、異色のゴシック・ミステリー。(本篇108分)[投票(1)]
★3桜の森の満開の下(1975/日)古来、桜の木は人心を惑わす魔性のモノとして畏れられていたと言う。…時は平安時代。山中を歩いていた夫婦者の一行を襲った山賊(若山富三郎)は、若き女(岩下志麻)の魅力に心を奪われ、自らの妻とする。だが女は異常なまでの我儘ぶりを示し、その欲求を満たすために山賊は次々と人を襲い、殺し、奪っていった。…やがてふたりは都へ移り住むようになるのだが、いよいよもって女の行状は常軌を逸していく…。坂口安吾の同名小説を篠田正浩監督が映画化した、異色愛憎劇。(本篇96分)[投票]
★5アッシャー家の惨劇(1960/米)草木も生えぬ荒地にひっそりと佇む崩れかけたアッシャー家の屋敷。婚約者マデリン(マーナ・ファーイ)を訪ねてやって来た青年フィリップ(マーク・デイモン)は、マデリンの兄で屋敷の主のロドリック(ビンセント・プライス)から警告を受ける…「我が一族は呪われている。私も、妹もじきに死ぬ運命にある。…いますぐここを立ち去るがよい」…無論一笑に付したフィリップであったが、やがて彼は恐るべき惨劇を目の当たりにする…。エドガー・アラン・ポーの同名短篇小説を、B級映画の巨匠ロジャー・コーマンが映画化した、低予算ながらも会心の怪奇ホラー。(本篇81分)[投票]
★3新・動く標的(1975/米)舞台は現代アメリカ・ニューオリンズ。私立探偵ハーパー(ポール・ニューマン)は、かつての恋人で今は地元の名門デブロー家に嫁いでいるアイリス(ジョアン・ウッドワード)から「自分の不貞を告発する脅迫状が送られてきたのでその送り主を突き止めて欲しい」との依頼を受ける。さっそく調査を開始するハーパーだったが、デブロー家は強欲な老婦人オリビアが全てを牛耳っており、さらにはその広大な敷地内に埋蔵されている石油を地元の実力者が虎視眈々と狙っていた。…やがてオリビアが何者かによって殺される…。作家ロス・マクドナルドの「魔のプール」をベースに映画化した、ハードボイルド・ミステリー。(本篇109分)[投票(1)]
★4ブルース・ウィリス イン・カントリー(1989/米)舞台は現代アメリカ。高校を卒業したサマンサ(エミリー・ロイド)は、ベトナム戦争で戦死した父が戦地から母へ充てて送った手紙を偶然見つけ、戦争に興味を持つようになる。同居している叔父のエメット(ブルース・ウィリス)にベトナムでの体験をあれこれ尋ねるのだが、しかし彼は決して語ろうとはしない。…定職を持たず、時に奇行に走って町の皆から嫌われるエメットは、戦場で受けた心の傷に苦しむ、多くのベトナム帰還兵のうちのひとりだったのだ…。ベトナムの後遺症に苦しむ人々の姿を、現代に生きる少女の目を通して淡々と描いたヒューマン・ドラマ。(本篇116分:日本劇場未公開作品)[投票]
★3ブラックホール(1979/米)西暦2130年。デュラン博士(アンソニー・パーキンス)らを乗せ、居住可能な惑星を探して調査飛行中の宇宙船パロミノ号は、偶然遭遇したブラックホールの淵に停泊している一隻の巨大宇宙船を発見する。何故かブラックホールの重力を無効化しているその船は、20年前に帰還命令を無視したまま消息を絶った、天才科学者ラインハート(マクシミリアン・シェル)の乗るUSSシグナス号だった。…ブラックホールの影響で船体が損傷し、やむなくシグナス号に着艦したパロミノ号の乗員達がそこで見たのは…。ディズニープロが製作したSF作品。(本篇96分:1979年アカデミー撮影賞(フランク・フィリップス)&視覚効果賞ノミネート作品)[投票]