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[あらすじ] 酔っぱらった馬の時間(2000/仏=イラン)

 イラン=イラク国境に近いクルド人の村に彼らは住んでいた。長女のロジーン(ロジーン・ユネシ)、障害を持つ長男のマディ(マディ・エクティアルディニ)、次男のアヨブ(アヨブ・アハマディ)、次女のアーマネ(アーマネ・エクティアルディニ)、末の妹の五人家族。母は難産で死んだ。密輸業者の父親は地雷で死んだ。 次男のアヨブは学校を諦め密輸の仕事に就く。その道には、雪が降り積もり、地雷が埋まり、国境警備隊がいる。それでも彼は行かねばならない。家族が生きていくために、マディの手術費用を稼ぐために。 80分。
にくじゃが

 アッバッス・キアロスタミの下で助監督をしたというクルド人監督バフマン・ゴバディの初の長編作。クルド語が使用されたほぼ初めてのイラン映画、だそうだ。

 タイトルにある「酔っぱらった馬」とは、山越えの際、寒さに耐えるためウィスキーを飲まされたラバたちのことを言うらしい。

 そして「ラバしか出てこないのにタイトルは馬」の理由は監督によると、「語感を考えて『馬』にした。ラバという響きは好きじゃない、特にペルシャ語ではね」ということらしい。 (パンフレットより)

(評価:★5)

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