[あらすじ] ヒトラー 最期の12日間(2004/独=伊=オーストリア)
1945年4月、アドルフ・ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)率いるナチスドイツは連合国相手に敗色が濃厚だった。ソ連軍の爆撃を避けて地下壕の司令部にこもり、戦況を立て直そうとするヒトラーと、その無謀な作戦にもはやついていけない側近たち。そんな中、ヒトラーの秘書であるトラウドゥル・ユンゲ(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)は、彼の行動の一部始終を間近で見守っていた。[156分/カラー/アメリカンヴィスタ]
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映画を見終った人むけの解説です。
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1943年にヒトラーの秘書として採用され、彼の死までこの仕事を勤めた実在の女性、トラウドゥル・ユンゲの証言記録をもとに描いた、ヒトラーの「最期の12日間」。原題の『Der Untergang』とは「没落」「消滅」の意。
ヒトラー最後の個人秘書であり、戦後長らく沈黙を守ってきたユンゲが、当時のことをキャメラの前で10時間にわたって語ったドキュメンタリー『Im toten Winkel』が2002年に発表されたのをきっかけに、彼女の視点から見たヒトラー像が注目を集めるようになった。彼女の証言をまとめた本「Bis zur letzten Stunde(最後の時間まで ヒトラー最後の秘書)」と、歴史家のヨアヒム・フェストによる研究書「Der Untergang(ヒトラーの地下要塞における第三帝国 最後の日々)」を原作として映画化された本作は、ドイツ国内でヒットを記録し、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされた。
なお、ユンゲ本人は2002年2月11日夜、『Im toten Winkel』がベルリン映画祭で上映される数時間前に、その82年の生涯を閉じた。本作『ヒトラー 最期の12日間』の最後に挿入されている映像は、生前のユンゲが登場してコメントを述べている『Im toten Winkel』の一部である。
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