2003年3月、アメリカは大量破壊兵器を隠匿しているとしてイラク戦争を開始。同年7月、元米国大使が大量破壊兵器に関する情報は誤りだと開戦を批判、その一週間後、彼の妻がＣＩＡ部員であることが暴露された。この「プレイム（妻の名）事件」はその後、政府高官が元大使への報復にリークしたとして裁判になった。2007年、ヴァレリー・プレイムは自身に起きた事を回顧した｢Fair Game：How a Top CIA Agent Was Betrayed by Her Own Government(格好の標的：ＣＩＡのトップエージェントは、いかにして国家に裏切られたか)｣を出版。この実話を元米国大使とその妻のＣＩＡ部員をショーン・ペン、ナオミ・ワッツが演じて映画化。(108分)