[あらすじ] りんごのうかの少女(2013/日)
青森県の岩木山を望むあるりんご農家。14歳の娘りん子(とき)は、りんご畑も家族も、この村のすべてが大嫌だった。学校へは行かず家にも寄りつかず、ボーイフレンドの健一郎(永澤一哉)の原付バイクの後ろに乗って退屈さに苛立ちながら過ごしていた。りん子に手を焼く母(工藤夕貴)は、頼りがいのない夫(永瀬正敏)や姑の嫌味に絶えながらも黙々と、かつて娘にしてやったように、日々りんごに愛情を注ぎ育てていた。そんな母の気苦労にもかかわらず、りん子は村を出る金欲しさに実家のりんご畑を燃やして保険金をせしめようと計画する。閉塞と鬱屈のなか、出口を求めてもがく少女の姿を描く異才横浜聡子の中篇作。(42分)
(ぽんしゅう)
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