[あらすじ] サイの季節(2012/イラク=トルコ)
革命後のイラン。反体制的な詩の執筆で30年投獄された詩人、サヘル(ベヘルーズ・ヴォスギー)が出獄してきた。彼は先に刑期を終えた妻ミナ(モニカ・ベルッチ)の影を追い、彼女のいるトルコに車を走らせる。革命前、サヘル(カネル・シンドルク)はミナと仲睦まじく暮らしていた。だが、運転手のアクバル(ユルマズ・エルドガン)はミナの美しさに我を見失い、彼女に愛を告白して家を放逐された。なおも執念を燃やすアクバルは革命軍幹部となり、虚偽の密告で夫婦を訴えたのだ。サヘルは若い娼婦(ベレン・サート)たちに案内されながら、ミナの街を巡り続ける。その胸に熱情を隠して。祖国を追われたバフマン・ゴバディ監督の心情を語る一作。〔93分〕
(水那岐)
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