[あらすじ] 仕掛人・藤枝梅安(2022/日)
江戸の北品川台の在郷で名医とも評判の針医師、藤枝梅安(豊川悦司)は、裏で金をもらって人を殺める仕掛人だ。梅安が仕掛を1つ終えた翌朝、香具師の元締、羽沢の嘉兵衛( 柳葉敏郎)が顔を出した。「梅安さん、昨晩は見事だったね。ところで、もう1つお願いしたい・・」「誰なんですか?」「薬研堀の大料理屋‘万七’の女将だ」えっ、と梅安は顔に出さずに思った。3年前女将は梅安が殺していたのだ。元締が続ける、「名前はおみの。後妻だ。前の女将は3年前に急死。ところがこのおみのは、生きていると不幸になる人が増えるという女でねぇ」(まだまだ続きます)
梅安は引き受けた。因縁めいたものを感じたからだ。その夜ぶらりと町へ出、万七へ寄った。3年前に比べ、料理は落ち、椀は欠け、客筋も落ちていた。給仕の女中(おもん:菅野美穂)に声を掛ける。「ええ、前の女将さんもキツかったけど、心底に情があった。今の女将さんはキツいだけで」。「古い女中は辞めていき、新しい女中をどこからか引いてくるが・・・どうも客を取らせているみたいだよ」と内情迄聞き出せたのは、おもんと肌が合うと睨んだ梅安が情を交わしてからだ。
そんな頃 梅安の唯一の相棒、彦次郎(片岡愛之助)が、大手人入れ屋の元締田中屋(大鷹明良)から仕掛けを頼まれる。遊び人の万吉という。彦が確認に住まいに行くと、やはり昔の盗賊仲間だった。しばらく後をつけた。万吉(六角精児)は万七に入って行き、女将を呼び出した。そのおみの(天海祐希)を見て、彦はまた驚いた。同じく盗賊仲間の1人、お吉だったのだ。
そしておみのは田中屋とつながっていた。過去現在の因縁でみんな繋がっている。梅安が帰宅途中で出会ったスゴ腕の剣士(早乙女太一)、そして万七の上客の大家の侍(板尾創路)もその因縁で絡んでくる。が、この‘女殺し’には、更に大きな運命の因縁が隠されていた、134分。
池波正太郎生誕100周年記念作で、日本映画放送、スカパー!等42社の製作。
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