[あらすじ] あつもの(1999/日)
消防署を定年で退職した馬野緒形拳は、妻の入院を機に北陸から東京近郊に引越し、息子たちとの同居生活を始める。彼は東京でも趣味の菊作りに精を出し、近所の菊作りの同好会の老人たちともつき合いを始める。そしてその縁で音大生のミハル小島聖を紹介される。その同好会で、偏屈でみなに嫌われているが菊作りだけは名人中の名人といわれる黒瀬ヨシ笈田と出会う。黒瀬は、戦時中、馬野の村に疎開し、彼の育てた菊の美しさに魅せられて、馬野は菊作りに熱中することとなったのであった。「あつもの」とは、大菊(花の直径が18cm以上を言う)の一種「厚物」で、数百枚の花弁が花芯の中央一点に向けて鱗状に整然と高く盛り上がったものが良い、とされている。
(シーチキン)
投票
このあらすじを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。