[あらすじ] セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974/仏)
公園のベンチで魔術の本を読む図書館員のジュリー。そしてその目の前を通り過ぎていくセリーヌ。サングラスとマフラーを落としたセリーヌとそれを渡そうとするジュリーは、追いかけっこをするようにつかまらない。―セリーヌは寄席小屋に出演している職業的女魔術師であった。という二人の共同生活から始まる映画は魔法のキャンディを口にすることで、二人が作った世界への扉を開ける。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。
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そして、繰り返される世界を二人は、自らの力で、構成し、統制し、開放していく。それは彼女達が作り出した世界ではなく、彼女達自身の世界である。二人は一緒になって舟でゆくのだ。そして今度はセリーヌがジュリーを追いかける。
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