[あらすじ] ジョイ・ラック・クラブ(1993/米)
30年前から4人の婦人が築き上げてきたジョイ・ラック・クラブ。ジョイとは「喜び」ラックは「運をはこぶ」クラブは「麻雀」の意味である。彼女達4人は30年間、この場所で喜びや悲しみを分かち合ってきたのだ。だが、クラブを始めたスーユアンは4ヶ月前に亡くなってしまった。娘であるジューンが母の代わりに、物事が始まる東の方、東家の席につき母の親友と麻雀を楽しむ。3人の婦人には其々ジューンと同世代の娘達がいた。4人の母親と4人娘達・・・。ジューンを筆頭に母親達と娘達の人生の記憶が甦える。母国と世代という壁を乗り越えてラストに迎える結末とは・・・。
ジューンはこう語る・・・「母には秘密が多いの、でも一つだけ知っている。」ジューンを産む前に双子を出産したが、事情により道端に捨てたのだ。しかし、その双子が生きていたと今になって分かった。手紙に綴られる中国語を声に出して読む母の親友、領弟(リンド)。だが、彼女は多くを語らない。そこには深い訳があったのだ。そしてジューンは中国行きを決心した。
この後は、婦人達の幼頃の話に移ります。そして彼女達に娘が誕生し現代に至る。だが、あまりにも違う環境で育つ親子の交わりが、時には胸を打ち、時には胸が和む思いに慕れる事でしょう。また世代だけではなく、同年代の彼女達にも大きな違いがあります。それは、身分と地域文化の違いです。
両親に捨てられた、領弟(リンド)、夫に裏切られた、螢螢(インイン)、一度捨てた母に付いて行った、顔媚(アンメイ)。忌まわしい記憶は彼女達に何を残したのか?そして、リンドにはウェヴァリー、インインにはリーナ、アンメイにはローズ。母となった彼女達は何を願うのか?娘として生を受けた彼女達は何を思うのか?
8人の女性の生きた証を丁寧に綴った感動の139分!観ていない方で興味を持った方は是非御覧下さい。もちろん気に入った方は何度でも御覧になり、新たなる心情に出会って下さい。
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