[あらすじ] キングコングの逆襲(1967/日)
国連調査団は南方モンド島で伝説の生物・キングコングの生息を確認する。時を同じくして北極では、世界征服を企むドクター・フー(天本英世)と某国スパイ・ピラニア(浜美枝)が手を組み、採掘ロボット・メカニコングを使って新物質エレメントXの採掘を試みていた。だがその放射線の影響でメカは故障。そこでドクター・フーはキングコングと心の通じ合う調査団の女性・スーザン(リンダ・ミラー)達を利用し、本物のコングを捕らえて採掘を続けようとする。だがメカニコング同様エレメントXの影響でコントロールが解けたコングは南へ逃走、東京へ上陸する。それを追ってメカニコング、ドクターらも東京へ。やがて東京タワーで両雄の激突が始まった!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。
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東宝創立35周年を記念して製作された怪獣映画。同社は1962年に版権元からキングコングの権利を5年契約で得ていたが、この年はちょうどその権利の切れる年にあたる。契約内容の中には「本家と同じデザインにしない」「コングは殺さない」というものがあったそうである。『キングコング対ゴジラ』のラストでコングだけが泳ぎ去っているのはその影響といえる。
最大の見せ場は東京タワーでの決闘だが、スケール12分の1という超精密ミニチュアがスタジオいっぱいに組まれ(格闘場所は移動しているので、当然それごとにミニチュアを組んでいる)、金属の柵や細かなビスまでも忠実に再現されている。なおメカニコングは通常用とアクション用の2体の着ぐるみが作られたが、最後の格闘シーンでは余りにも激しいものになったので肩のパーツを外して撮影したとか。
なお本作の併映作品は『長編怪獣映画ウルトラマン』。ハヤタ隊員役の黒部進は、本作でドクター・フーの手下役として登場している。
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