魚のナレーションで、この映画の寓話性が宣言される。 《Ｇ３１》様のあらすじのつづき

飲酒運転で男を轢き殺してしまう。女は地下鉄のホームで見知らぬ男に訊く。「わたしは自首すべきか」男は「どうせあんたもいつかは死ぬんだ。誰も知らないのなら問題ない」彼女は証拠を消すためにナンバープレートを外して、車ごと海の中へ。胎児のように眠る女。

女が食べていたタコが、ある日からまずくなったのは、女が轢いてしまった男が仕入れていたタコが入らなくなったためでもあった。

女は男の会葬で男の息子に出会い、惹かれ、次第に激しく恋をする。飛行場で、走る飛行機を追いかけてはしる女！「忘れ物よ。あなたと寝たいの！」で、二人、ビビアンとエビアンは結ばれる。その朝、ビビアンがとめた飛行機は事故で墜落していたと知る。

ビビアンはエビアンに父親を殺したことを告白する。エビアンは苦しみ、見も知らない男に「恋した女は父親を殺した女だった」というと、男は「お前しか知らないことなら、問題はない」と、ビビアンが言われたことと同じ事を言う。まさしくその男こそ、ビビアンが話しかけた男だった。

数ヵ月後、二人で彼の船に乗り、父の遺灰を海へ撒く。

という、そういう物語りなのですが。どうですか、お客さん。って誰もここまで、読まない？