運命のボタン(2009/米) | ★3 「ノーマさん(キャメロン・ディアス)、初めまして。私の名はスチュワードと申します。今朝お宅に届けた<箱>は開けましたか?そう、その真っ赤な<ボタン>の付いた装置です。そのボタンを押すと2つの事があなた達に起きます。1つ目は『どこかで、あなたの知らない誰かが死にます』。2つ目は『100万$を手に入れることが出来ます』。ご主人(ジェームズ・マーズデン)以外には他言無用です。期限は24時間。あなたなら、押しますか??」 [more] (プロキオン14) | [投票(2)] |
アンダルシアの犬(1928/仏) | ★5 くわえ煙草のひとりの男(ルイス・ブニュエル)が剃刀を研ぐ場面からはじまる、悪夢のようなイメージ連鎖の数々。シュールで不可思議な世界を堪能する魅惑の17分、モノクロ。ブニュエルとダリが一緒にクリスマスを過ごしていた時に、ダリが「昨夜、掌をうようよしている蟻の夢を見たんだ。」と語り、ブニュエルが「何だって? 私は誰かの眼球を切った夢を見たんだ。」と応えたことから企画が始まったとのこと。何の討論もなく仲良く6日間で書きあげたというシナリオは「頭に浮かぶ第一番目のイメージを拾いあげ、反対に、文明や教育から連想されるものすべてを機械的に排除しつつ完成されたもの。」であるらしい。 (tredair) | [投票(9)] |
ロスト・ハイウェイ(1997/米) | ★5 人気ジャズ・ミュージシャンのフレッドは、妻レネエの浮気を疑っていて、夫婦仲がぎくしゃくしていた。ある日、彼らのもとへ一本のビデオテープが届けられた。差出人は不明。それは彼らの家の外観を写したものだったが、次にきたテープには、ベッドに寝ている二人が写っていた。だれかが侵入したに違いない。だが、いつ、どうやって? そして新たなテープには、レネエの切り刻まれた死体と、血を浴びて顔を歪めたフレッドの姿が。解けない謎が、いくつも、いくつも、どこまでも、どもまでも、いつまでも、いつまでも。。やめないで。。 (ALPACA) | [投票(2)] |
父、帰る(2003/露) | ★3 アンドレイ(ウラジミール・ガーリン)とイワン(イワン・ドブロヌラヴォフ)兄弟は母(ナタリヤ・ヴォドヴィナ)と祖母(ガリーナ・ペトロワ)と静かにロシアの田舎町で暮らしていた。いつものように喧嘩をしながら2人が家に戻ると、写真でしか知らない父(コンスタンチン・ラヴロネンコ)が突然家に帰っていた。父は事情を何も話さず、母も「パパは帰ってきたのよ」としか言わない。翌日、父は彼らを小旅行に連れて行く。道中、父は2人を振り回し、暴君のような振る舞いを見せる。乱暴でも力強い父に対して親近感を覚えるアンドレイ、露骨に反抗するイワンであった。 [more] (ゆーこ and One thing) | [投票(2)] |
フォーリング・ダウン(1993/米=仏) | ★4 熱い空気がねっとりと絡み付くような日だった。車のエアコンは壊れ、窓を開ければ渋滞の排ガスと騒音。蠅が俺の汗ばんだ首のあたりにまとわりついている。そうだ、今日は別れた子供の誕生日だった。帰ろう、別れた妻と子供の待つ家に…。俺は車を捨てて歩き始めた。誰かが何か叫んでいるがそんなことはどうでもいい。帰ろう、そうまっすぐに…。帰らなきゃ…。 (TM) | [投票(2)] |
魔法にかけられて(2007/米) | ★5 アニメ界で暮らすジゼル姫が義母の陰謀により実写世界ニューヨークへ追放されしまう!!『蒸気船ウィリー』で始まったディズニーマジック。そして初代プリンセスとなる『白雪姫』から70年の時を超え21世紀最初のプリンセスとなるジゼル姫。ウォルト・ディズニーが80年という長い歴史で積み上げてきたディズニーマジックをセルフパロディーで笑わせる。ディズニー伝統の歌と踊りで魅せる夢と魔法の王国。
(HILO) | [投票(1)] |
ファンハウス 惨劇の館(1981/米) | ★4 1981年アメリカ。巡業カーニバルが、女子高生エイミー(エリザベス・ベリッジ)の住む町にやってきた。エイミーはボーイフレンドのバズ、友達リジーとリズのカップルと共にカーニバルで一晩過ごすことにした。カーニバルには、様々なアトラクションが展開されていたが、一番人気は「ファンハウス」と呼ばれるお化け屋敷であった。このお化け屋敷で朝まで過ごそうと4人は屋敷の屋根裏に隠れる事にしたが、偶然ある惨劇を目撃してしまい恐ろしい体験を強いられる羽目になってしまう。(本編97分/公開日1981年6月) [more] (kawa) | [投票(1)] |
カリガリ博士(1919/独) | ★5 ふたりの男が並んで腰をかけている。そこに一人の女がフラフラ歩いてくる。美しいがかなり病んでる。視線も定まっていないし動きも異様。どう見てもアヤシイ。そんな彼女を指し示し、男の一人が話しだす。「実はオレ、彼女の婚約者なんだけどね…。」そして、彼らが体験したオソロシイ話が、何もかもが奇妙に歪む不思議な町の映像とともに再現されていく…。サイレントの古典にしてホラーの原型でもあるという狂気の殺人鬼モノ。夜祭り、見せ物小屋、香具師、眠り男、予言、連続殺人、影、おびえる女、拘束衣、精神病院、心の闇、催眠術、古い文献…。本来はもっと短い作品だったが、検閲を恐れた制作者が上記のシーンとエピローグを付け加えさせたとのこと。ドイツ表現主義について→ [more] (tredair) | [投票(16)] |