[あらすじ] キープ・クール(1997/中国)
舞台は現代の北京。露天商のチャオ（小帥、チャン・ウェン）は、別れたばかりの恋人・アンホン（安紅、チュイ・イン）にしつこく付きまとっていた。「俺とやり直さないか」「痛い目にあうわよ」。しかしその忠告を無視してさらに彼女を追い回していたチャオ、彼女の新しい恋人でヤクザまがいの男、リュウ（劉、リュウ・シンイー）にボコボコにされてしまう。たまたま隣にいた男のカバンを引ったくって応戦したはいいが、カバンに入っていた高価なノートパソコンもボコボコになってしまったため、弁償問題でカバンの持ち主・チャン（張、リー・パオティエン）まで巻き込むことになり…。[95分／カラー／アメリカンヴィスタ]
原作はシュー・ピンが書いた「晩報新聞」という中編小説。彼を紹介されたチャン・イーモウ監督は、彼の作品を数本読んで気に入り、脚本を依頼した。当初は彼の5本の中編小説の中から3本を選んでシリーズ化するという予定だったが、思い通りに脚本ができなかったため、結局本作1本だけになってしまったという。
また、本作ではチャン・イーモウ監督自身が端役で出演している。『古井戸』『テラコッタ・ウォリア』などで俳優としても実績のある彼だが、自ら監督する作品にはこれが初出演となる。
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