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[あらすじ] カーテンコール(2004/日)

自ら抜いた特ダネ記事が原因で福岡のタウン誌に「都落ち」してきた、編集者見習いの香織(伊藤歩)。そこへ投稿されてきた1枚のハガキが、香織の興味を惹く。それは昭和30年代、下関の映画館で舞台に立っていた「幕間芸人」についての内容だった。さっそくその映画館「みなと劇場」に赴き、当時を知る従業員・絹代(藤村志保)に取材を始める香織。その話から浮かんできた、その芸人──安川修平(藤井隆)の人生は、香織が想像していた以上に深く、波乱に富んだものだった。[111分/カラー/アメリカンヴィスタ]
Yasu

佐々部清の監督4作目。佐々部監督が自らの出身地である下関を舞台に描いた、『チルソクの夏』、『四日間の奇蹟』に続く「下関三部作」の最終作(製作順では『四日間…』が最後だが、公開は本作が後になった)。

「幕間芸人」とは、昭和30〜40年代頃、映画館で上映と上映の合間(幕間)に、形態模写や楽器などの芸で観客を楽しませていた芸人のこと。本作は、佐々部監督と大学の同級である秋田光彦が、子ども時代に見たオルガン弾きの幕間芸人の記憶をもとに書いた「幻のオルガニスト」が原案となっている。

当初、佐々部監督は大阪を舞台に脚本を書いていたというが、セリフの大阪弁やロケ地となる昭和時代の町並みを探すことが難しかったことなどから、再び下関が舞台になることとなった。

(評価:★3)

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