[あらすじ] 流れる(1956/日)
経営が傾きかけている名門芸者屋「つたの家」に、新しく女中(田中絹代)がやってきた。真面目に働く彼女は、たちまち主人のつた奴(山田五十鈴)をはじめとする芸者たちの信頼を得る。しかしこの芸者屋には、金銭・人間関係の複雑な事情が絡んでいた。[117分/モノクロ/スタンダード]
成瀬巳喜男監督の師匠・池田義信監督夫人で、サイレント期のスター栗島すみ子が、成瀬監督の熱望で20年ぶりに映画出演し、話題になった。
田中絹代・山田五十鈴・高峰秀子などの共演者は、当時踊りの師匠をしていたこの往年の大女優に敬意を払うあまり、毎朝栗島よりも先に支度を済ませてしまおうと、朝6時からスタジオに入っていたという。それに驚いた栗島が「近頃の撮影はこんなに早くから始まるの?」と理由も知らずに訊ねたという逸話も残っている。
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