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[あらすじ] マダムと女房(1931/日)

郊外の家に引っ越してきた劇作家(渡辺篤)。大音量で音楽を鳴らす隣の家がうるさいと抗議に出向いたら、その家のマダム(伊達里子)に魅了されてしまい、一緒になって騒ぐ旦那。女房(田中絹代)はすっかりヤキモチを焼いてしまう。[64分/モノクロ/スタンダード]
Yasu

松竹が他社に先駆けて製作した、日本初のオールトーキー映画。トーキー映画はこれより前にも何本か作られていたが、音声が明瞭でなかったり、歌手の歌を聞かせる目的のものだったり、フィルム式のトーキーではなくレコードとの連動式だったりと、いずれも現在のトーキーシステムからは程遠いものであった。

オールトーキーという物珍しさもあってか、公開当時は、劇中のセリフが流行語になるなど話題を呼び、キネマ旬報ベストテン第1位にも輝いた。

ちなみに、元々は「隣の雑音」というタイトルになる予定だったが、「音声に雑音が入っていてもこのタイトルなら言い訳できる」と揶揄されたために、この題名に改められたとか。

(評価:★3)

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このあらすじを気に入った人達 (2 人)りかちゅ 町田

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