コメンテータ
ランキング
HELP

カフカのすあまさんのあらすじ: 更新順

★0旅の時間(1983/伊)ノスタルジア』(1983年)ロケハン時の、アンドレイ・タルコフスキーとトニーノ・グエッラのすばらしい「イタリア横断旅行」の顛末。グエッラはイタリアの伝統美が味わえる場所にタルコフスキーを連れまわすが、タルコフスキーは狼狽し困惑してしまう。彼が探していたのは人目につかない神秘的な内陸部だったが、それは芸術家タルコフスキーの頭の中にしか存在しないかもしれない…。しかし2人は中央イタリアのさびれた田園地帯とシエナ近くのいくつかの中世の村に、彼が求めていた場所をみつけだす。タルコフスキーはグエッラに尋ねられ、作品について、映画監督・詩人としてのこれまでの経験について語る。62分/イタリア語。[投票]
★4リード・マイ・リップス(2001/仏)カーラ(エマニュアエル・ドゥヴォス)は補聴器が手放せない土地開発会社のセクレタリー。耳がよく聞こえないため、カーラは読唇ができる。とにかくよく働くのだが過労ぎみ。それに気づいた上司がカーラにアシスタントをつけようという。カーラの希望は個人的な趣味をかなえる男性部下。人材募集に応募してきたのは、刑務所を仮出所したばかりのポール(ヴァンサン・カッセル)。まったく事務的能力・経験のないポールをはじめは拒否するカーラだったが、ポールのもつ別の能力のためにカーラはポールを採用する。ポールは従順にカーラの指示に従うのだが、ポールはポールで別の目論見があり…。115分。[投票]
★3法王のトイレット(2007/ウルグアイ=ブラジル=仏)ウルグアイの寒村に、法王がやってくることになった。当日はものすごい人出が予想されており、水洗トイレが普及していないベトの村に、手動水洗・個室トイレを導入したら銭の花が咲くぞ!というベトのもくろみはいったい…。実話に基づくおはなし。[投票]
★3Jの悲劇(2004/英)ある晴れた日、オックスフォード郊外でピクニックをしようとしていたジョー(ダニエル・クレイグ)とクレア(サマンサ・モートン)の目の前を、少年を 乗せ操縦不能に陥った気球が風にあおられていく。ジョーはすぐ気球に駆けつけ、また、これを目撃した数人の男たちもこれを止めようと気球にしがみつく。しかしそこに突風が吹き、気球は大空へ飛ばされてしまう。男たちは次々に気球から手を離すのだが、最後に残った医者だけは上空高いところまで運ばれ、落下して死亡してしまう。事故後、罪悪感に苛まれるジョーの元に、その場に居合わせたというジェド(リース・エヴァンス)が現れるのだが……。100分。[投票]
★4ライフ・イズ・ミラクル(2004/ユーゴスラビア=仏)1990年代初頭のユーゴスラビア。鉄道技師のルカはオペラ歌手の神経症的な妻と、プロのサッカー選手を目指す息子と3人で、小さな村で静かに暮らしていた。村には鉄道はあるのに列車が走ることはまれで、人々はトロッコや鉄道用自動車を走らせて勝手に鉄道を利用している。ある日、息子が徴兵されることになると、妻はハンガリー人ミュージシャンと駆け落ち、ルカは家に一人残されてしまう。そうこうしているうちにボスニア戦争が勃発。ルカの手元には息子が捕虜になったとの知らせが届く。このため顔見知りのムスリム人看護婦サバーハをとらえ、息子との交換に使うために捕虜とするのだが、ルカはザバーハと恋に落ちてしまい…。149分。[投票(1)]
★3長く熱い週末(1980/英)ロンドン、イーストエンドを拠点にアンダーワールドを牛耳るギャングのボス、ボブ・ホスキンスは海外の組織とも手を結び、その勢力をヨーロッパから世界にまで拡大しようとしている。アメリカから招待したマフィアとも交渉中で、彼らとの契約も近い。しかし、姿の見えないライバルにより次々に足元が狙われ、彼が築いた帝国が揺らぎはじめる…。[投票]
★4ジンジャー スナップス(2000/米=カナダ)ジンジャー(キャサリン・イザベル)とブリジット(エミリー・パーキンス)は、死体ごっこにはまる15歳と16歳の姉妹。体育の授業では走り回るクラスメイトを傍目にタバコをふかすような健全な反抗ぶりを示している。ふたりの「女の子の印」はまだ訪れておらず、男の子には当然興味もない。だがある日、ジンジャーのもとに、ついに「それ」がやってきた。ジンジャーの体内では、恐ろしい異物が育ちはじめる。どんどん変わってゆくジンジャーをブリジットはなんとか救おうとするのだが……。[投票]
★2赤い部屋の恋人(2001/米)ネットで大儲けした若干 23 歳のリチャード(ピーター・サースガード)は、カネはあるのに使う暇もなく、仕事部屋で寝起きするような無趣味な男。彼はある日、馴染みの高級バーでストリッパーとして働くフローレンス(モリー・パーカー)をラスベガスの「官能の」休暇に誘う。彼女は仕事を引き請けるが、3日間、夜10時〜朝2時だけならと言い、さらに5つの条件をつける。「口へのキス、感情についての質問、セックスは禁止。自室が確保され、報酬 10,000 ドルなら」。リチャードは条件を飲むのだが…。過激な性描写のためニューヨークでは上映禁止となった。原題は「世界の中心」という、どうとでも解釈できそうなもの。87 分。[投票]
★4郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946/米)カリフォルニアの海を見下ろす給油所兼ハンバーガーショップに「Man Wanted」の看板がかかっている。ヒッチハイクをしていた流れ者のガーフィールドが車をおりると、人の良さげな中年太りの主人(ケラウェイ)が飛んできて、ここで働かないかとスカウト。「ひとところに長く留まると足が痒くなる」から、と躊躇する男の足元に、コロコロと口紅が転がってくる。見上げると、スタイル抜群の若い女(ターナー)が、ヘソ出し+白い‘ホットパンツ’で立っていた。この若い美人妻にそそられ、男はそこで仕事を始めるのだが……。ほかの「郵便配達」と同じジェームズ・M・ケインの小説が原作。ベッドシーン一切なし。白黒/約113分。[投票]
★4敵、ある愛の物語(1989/米)1949年、ユダヤ人のハーマン(シルバー)は、ナチスからいのちがけで自分を救ってくれた田舎娘(スタイン)とニューヨークに渡り、結婚生活を営んでいたが、妻に隠れて、やはりホロコーストを生き抜いたマーシャ(オレン)との濃厚な情事にものめり込んでいた。そんなとき、てっきり死んだものと思っていた元妻というかまだ現役で妻のタマラ(ヒューストン)が現れる。はじめは逃げ腰のハーマンだが、これはこれでなかなかいい女だったなあということになり、ハーマンと3人の女たちをむすぶ糸が複雑によじれていく…。イディッシュ語作家アイザック・ハジェヴィス・シンガーの「敵」が原作。クレズマ音楽満載の約120分。[投票]
★4クロノス(1993/メキシコ)アンティーク屋を営む老人(ルッピ)は、ある彫像の中に不思議な「gizmo(からくり装置)」を発見する。これは、何百年も昔に不老不死のメカニズムを発見した、ある錬金術師が隠したものだった。老人が「ギズモ」を手にすると装置が作動し、老人のカラダに秘薬が注入された。老人は不思議な快感で満たされ、若返りをはじめる。が、それ以降は、のどの渇きがいえず、なぜか赤い血を欲するようになる。その頃、ビジネスマン父子(ブルックパールマン)も「クロノス」と呼ばれる不死をもたらす装置の存在を追って、このアンティーク屋にたどり着いたのだが……。約 92 分。[投票(1)]
★4甘い毒(1994/米)ニューヨーク州バッファローに近い、垢抜けない小さな牛の町に、(仮)ウェンディ(フィオレンティーノ)がやってくる。地元にはめずらしい女ぶり(口を開けば悪態をつく。めっぽう頭が切れる。でもいい女)に、ローカルボーイのマイク(バーグ)は首ったけ。だが、実は彼女、夫のクレイ(プルマン)が命からがらクスリの取引で手にした、目玉も飛び出るほどの大金を隠し持っての逃避行中の身。大金ごと消えた妻を血眼になって探し出すクレイと、恋の奴隷のマイクを巻き込み、ウェンディをめぐる物語が転がりはじめる。黒い笑いのノワール映画。約110分。[投票]
★4みんなのしあわせ(2000/スペイン)不動産屋のパートさんフリア(カルメン・マウラ)が、職権乱用で高級アパートの部屋にオトコを連れ込みゴージャスな気分を味わっていると、その上階で腐乱死体が発見された。隣人はにわかに色めき立ち、何かがあると踏んだフリアは新しい住人を装って居座り、まんまと隠されていた大金(3億ペセタ)をせしめてしまう。しかしこの金はアパートの住人12人が「みんなのしあわせ」として隠していたものだったから大変。相互監視制度下で保たれていた均衡はもろくも崩れ、13人の血で血を洗う現金争奪戦がはじまる。上を下への乱痴気騒ぎ、最後にこの金を手にするのはいったい?! ゴヤ賞(スペインのオスカー)を3部門で受賞。約109分。[投票]
★4世界殺人公社(1969/英)20 世紀初頭、ヨーロッパで要人の暗殺事件が続発。ジャーナリスト志願の若い女(ダイアナ・リグ)は調査を進めるうち、事件に奇妙に符合するアヤシイ広告に気付く。そこには、殺人をビジネスとして請け負う組織があったのだ。彼女はこの暗殺・殺人公社(Assassination Bureau Ltd)に乗り込み、ある人物の暗殺を依頼して、その密着レポを書こうと目論む。プロ集団を自認する殺人公社との契約は難なく成立。しかし、彼女がターゲットとして指定したのは、なんと!!(ひみつ)の殺人だったのだ……。ジャック・ロンドン原作のブラック・ナンセンス・コメディ。約110分。 [投票]
★424アワー・パーティ・ピープル(2002/英)1976 年、マンチェスターで Sex Pistols のギグがあった。場内はぼちぼちの入りだが、ここには TV プレゼンターのトニー・ウィルソン(スティーブ・クーガン)を始め、そうそうたる面々が…。ケンブリッジ卒のウィルソンはこのギグに触発され、レコードレーベル「Factory Records」を創設。Joy Division、New Order、Happy Mondays などが世に送り出された。売れば売るほど赤字が積もるレコード、制御不可能なヤク中のボーカリストなど、伝説のエピソード満載。ミュージック、セックス、ドラッグ ― クラブ「Hacienda」を中心にすえた、80〜90年代マンキュリアン・ミュージックシーンの断面図。[投票]
★5ブレッド&ローズ(2000/英=独=スペイン)姉の後を追って、メキシコのティファナ国境を<山越え>してアメリカに入国したマヤは、LAで、姉と同じオフィス清掃の仕事にありつく。LAの一流企業オフィスでは、清掃人はほとんどが(不法就労中の)移民。雇用者側が不法就労に目をつぶるかわり、移民たちは最悪の労働条件で、しかもアメリカ人ネイティブでは考えられない低賃金で仕事を請け負っている。そこに労働組合の活動家サムが介入し、移民たちは就労者の権利にめざめる。使う側と使われる側の「力の均衡」が「傾きだす」のだが…。[投票]
★4赤い薔薇ソースの伝説(1992/メキシコ)20 世紀初頭、革命で揺れるメキシコの、ある農場の台所で娘が生まれた。三人姉妹の末っ子となるこの娘はティタと名づけられた。ティタは美しく成長し、姉妹のだれよりもはやく愛する男から求婚されるが、古い因習により、末娘は「愛する男とは結婚できない」。末娘はつねに台所にいて料理をつくり、母の死を看取るまで面倒をみなければならないのだ。男が別の女と結婚すると、ティタは情熱や、欲望や、欲求不満や嫉妬の心を料理に注ぎ込む…。原題は英訳すると「Like Water for Chocolate」、チョコレートに使う水のように。この水は、3回沸騰させなければならない。世界で18もの各賞を受賞した人気作。約110分。[投票]
★4リパルジョン・反撥(1965/英)ビューティー・サロンに勤める内気な少女(カトリーヌ・ドヌーブ)は、姉とふたりでロンドンのケンジントンにあるフラット(アパート)に住んでいる。姉には最近、ボーイフレンドができ、ちょくちょく家にその男を連れ込むようになった。姉と男のささやきとため息と喘ぎ声は夜な夜な少女のベッドルームにきこえてくる。少女にいい寄る男(フレイザー)もいるが、少女は異性に対する嫌悪感だけをつのらせてゆく。姉は「いかないで」という少女を置いて、ボーイフレンドと一緒に休暇に出かけてしまい、フラットに取り残された少女は感情的にも精神的にも分裂をはじめる。白黒/約104分。[投票(1)]
★5ハロー・ドーリー!(1969/米)1900 年のニューヨークが舞台。ドリー(バーブラ・ストライサンド)はプロの仲人。「家具から水仙の花からあなたの人生まで」仕切ってくれるほど面倒見がいいドリーは NY の人気者。若くして未亡人となったドリーは、他人の縁結びに燃える日々をおくっていたのだ。しかし、客のひとり、ヨンカー在住の商店主、ホアース・ヴァンダーゲルダー(ウォルター・マッソー)の哀しいほどのドケチ・シブチンぶりには、おせっかい焼きの性格が刺激され、いっそ、彼を手中におさめて幸せにしてあげたくて仕方なくなる……。巨額の投資にみあうよう、オスカーのノミネーションは7部門。うち3部門でアカデミー賞受賞。約 139 分。 [more][投票]
★4サラーム・ボンベイ!(1988/英=インド=仏)ボンベイの「ストリート・チルドレン」のお話。11歳のクリシュナ(チャイプ)は、母親からサーカスに売られた挙句、捨てられた。仕方ないので所持金をはたき大都会ボンベイに上京。ボンベイには、物乞い、麻薬取引、売春、窃盗が蔓延してるけど、沢山の子どもが路上生活中。すぐに溶け込み仲間もできて「チャイ」運びで小銭を稼ぐ日々。いわくつきの借金のぶんを稼いだら、この街ともおサラバするのさ。近所の売春宿に売られてきた薄幸の美少女「スウィート・シックスティーン」に一目で恋に落ちたクリシュナは、コツコツ貯めたおカネをもって、彼女とボンベイから逃げ出すことを夢見る…。役者は実際の「ストリート・チルドレン」。約114分。[投票]