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tredairさんのお気に入りあらすじ(15/16)

ビリー・ザ・キッド 21才の生涯(1973/米)★0 1881年、ならず者のビリー・ザ・キッドは元相棒の保安官パット・ギャレット(ジェームズ・コバーン)に1年前の罪で逮捕された。しかしビリーはギャレットの留守中に守衛を殺害し脱走、ここから二人の執念の追走劇が始まる。監督はサム・ペキンパー。ビリー役にフォーク歌手クリス・クリストファーソン、その愛人にリタ・クーリッジ(当時のクリスの妻で歌手)、ビリーに憧れる青年にボブ・ディランを配したファン垂涎の作品。サントラも担当したディランが映画用に書いた「天国の扉」は本編では使用されなかった。 (町田)[投票(4)]
クライング・ゲーム(1992/英)★0 この映画にあらすじなどない。というか、私はIRAに口止めされてしまいましたので(笑)。フォレスト・ウィティカー演じる黒人英国兵士がIRAの人質としてさらわれる。見張り番はファーガススティーブン・レイがタイム・リミットまで時間を共にするが...「俺の恋人にマルガリータを」や、「カエルとサソリ」のたとえ話が物語を貫く。あなたはカエル?か、それともサソリなのか? 人間の血管をもえぐる真実が...えぐられる。同名タイトル曲「クライング・ゲーム」が魂をえぐる。 (のこのこ)[投票(1)]
ユージュアル・サスペクツ(1995/米)★4 ※未見の方は、まず映画を御覧になることをお勧めします。このあらすじや下のコメントにはネタバレはありませんが、この映画を楽しむには何も知らない状態で見るのがいちばんです。 (以下あらすじ)停泊中の貨物船が爆発炎上、多数の死者が出た。この事件を調べていたFBI捜査官は、保釈直前の詐欺師ヴァーバルを尋問する。彼の供述によって、裏社会の強者たちが謎の男“カイザー・ソゼ”に追いつめられていった様子がしだいに明らかになっていく。 アカデミー賞オリジナル脚本賞、助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)を受賞した傑作サスペンス。 (ミドリ公園)[投票(10)]
田園に死す(1974/日)★5 奇才(これは本物)・寺山修司の詩集「田園に死す」をモチーフとした異常・異形な映像群。母・後妻・柱時計・恐山・イタコ・空気女・駆落ち・てて無し子・そして、20年前の過去の自分との対話という、その異常な時間軸の中で改めて己を母を存在を考える。圧倒的なイメージングの集大成に驚きを隠せない作品。←作品という響きが似合う映画。余談だが、某大手レンタル屋の「有名人が推す1本」の企画で、あの庵野監督が推してた1本。この映画からどう影響を受ければエヴァが出来あがるのか真剣に検討中。回答望む。それにしても、この映画のあらすじはコメントを書くより遥かに難しかった。 (ピロちゃんきゅ〜)[投票(11)]
去年マリエンバートで(1961/仏=伊)★0 1950年代に流行した「文学とその方法」を映画で試みた実験的作品。舞台となるバロック調の豪華ホテルには具体的な設定は設けられておらず、場面は繰り返し繰り返し、ダイアローグも繰り返される。去年出会ったという男女。駆け引きは単なる想像か記憶の再生なのか? はたまた単なる幻想に過ぎないのか、特定の時間軸も定かではないし、二人の会話も一切、確実な手がかりもない。ただ繰り返されるフラッシュバックとセリフのみが画面に提示され、観客の主観に全て委ねられる。極めつけは、けして勝つことの出来ないゲーム、そして人工的で不自然な左右対称の庭が象徴するような美ですら全ては観客の主観に。ベネチア映画祭グランプリ作品 (のこのこ)[投票(4)]
ルパン三世 カリオストロの城(1979/日)★5 某国営カジノから盗んだ金が幻のゴート札である事に気付いたルパンは、怪しい事件のニオイを感じてゴート札の故郷「カリオストロ公国」へと、ひた走った。ひょんな事からカリオストロのお姫様を救出する事にしたルパン。カリオストロのお宝もゴート札もそっちのけでクラリス姫の救出に命をかける。おじさまのみならず、お兄さんまでをも虜にしたクラリス姫の魅力あふれるファンタジーアニメの傑作。この作品を背景にアニメ、ゲーム、マンガ、お宅な人、と様々な分野に大きく影響を与えた問題作?というか原点であり代表作。今でこそビッグネームとなった宮崎駿の劇場用作品第1作であり、最も意欲的に作られた1本。あらすじというより宣伝ですな。すいません。初めてなもんで。 (ピロちゃんきゅ〜)[投票(4)]
桜桃の味(1997/イラン)★5 その男バディ(ホマユン・エルシャディ)はある一つの決意を胸に秘め、一人車を走らせていた。その目的は、自分のある決意を実行に移すために、手助けをしてくれる人を探すことであった。だが、その手助けの内容のため、なかなか彼の申し出に手を差し出す人は現れない。それでもバディは荒野のジグザグ道に車を走らせていく…。1997年『うなぎ』とともに、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品。  (グラント・リー・バッファロー)[投票(1)]
ひなぎく(1966/チェコスロバキア)★4 「幻の60年代、女のこ映画の決定版!ウソとバカ騒ぎとお気楽さだけの女のこ二人のハチャメチャ行状記。オシャレして、男だまして食べ放題...泣きまねして逃げちゃえ!」―パッケージより―  自由奔放な姉妹(かどうかも?)が繰り広げる無秩序で刺激的な<非日常的日常>。その世界は、青林檎、鍵、蝶の標本、ハサミ…メタファーにあふれ、実験的なカメラワークに効果音、斬新な色使い、ファッションとメイク、色ズレに光学処理、含蓄あるセリフの数々…同時代の映画作家、例えばゴダールの、先を行った女性監督ヒティロヴァの「踏みつぶされたサラダだけをかわいそうと思わない人々」に捧げられた、画期的な映画。当時の東欧では、彼女の作品は斬新すぎ、弾圧を受けて活動停止を余儀なくされた。ちなみに「ひなぎく」とはチェコの花言葉で「貞淑」...「なぜ、'愛する'という代わりに'卵'と言えないの?」 (muffler&silencer[消音装置])[投票(5)]
丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日)★5 町の道場に婿入りした小大名・柳生家の次男坊は、持参金をあてにしていたが持たされたのは古びた茶壺「こけ猿の壺」だけ。怒った次男坊は古道具屋に売ってしまうが、実はその壺には代々伝わる宝のありかが隠されていた。後にそれを知った柳沢家と次男坊は慌てて壺を探すが、既に古道具屋が長屋の子供にくれてやった後・・・。ここまで書いてもまだ丹下左膳が出てこないという複雑なあらすじ。 [more] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
シュート!(1994/日)★2 おっす。オレの名前は田仲俊彦(ナカイ君)。掛高1年生。俺は久保さん(キムタク)に憧れてここのサッカー部に入ったんだ。けど、久保さんが病気で休んでるのをいい事に、神谷(草薙君)っていうヤナヤローが先輩面してボールすら触らせないんだ。ひどいよな?そうしたら不良娘の遠藤(水野美紀)が勝手に挑戦状を叩きつけて試合する事になっちゃって…。大量にリードされて正直あきらめかけたその時、中学の戦友、健二(故・森くん)と和広(シンゴママ)が「サッカーがしたいんですぅ…」(←違うマンガ)ばりに強引にフィールドイン。俺は信じてたぜ!さあ!勝負だ神谷!(まだまだ続く) (注:吾郎ちゃん、存在薄です。かなり後半、馬堀くん役でファールして怪我、退場。) (ピロちゃんきゅ〜)[投票(11)]
ケロッグ博士(1994/米)★0 舞台は20世紀初頭の米国、かの有名なコーンフレークの代名詞ケロッグ社の創始者ケロッグ博士アンソニー・ホプキンズが提唱する健康とは? その博士の教えにぞっこんな妻エレノアブリジット・フォンダが夫ウィルマシュー・ブロデリックを連れて博士が運営する世にも奇妙な療養施設!に入院して「健康」を手に入れるべく療養に励むが... そこは徹底した菜食主義と、禁欲主義によるスパルタ式健康へ険しい道のりであった....「レスター博士」が「ケロッグ博士」となり観客を肉食から菜食へと導くというお笑い付き。さてこの夫婦が最後に手に入れたものは?! (のこのこ)[投票(3)]
さびしんぼう(1985/日)★5 主人公ヒロキ(尾美としのり)は、寺の一人息子。母(藤田弓子)は「勉強!勉強!」と、うるさい。が、いつかは自分も父(小林稔侍)のような何を考えているのか不明な大人になってしまう、と思うと憂鬱でならなかった。カメラを趣味にしていたヒロキは実は近所の女子高の女の子(富田靖子)にほのかな恋心を抱いていたが、ある日、唐突にさびしんぼうと名乗る奇妙な女の子(富田靖子)に出会い、運命の歯車が回り始める。ショパンの名曲「別れの曲」を巡って母と息子と恋人とさびしんぼうの想いが交錯する大林監督の尾道シリーズの1本。この際だから不器用なギャグとキャラは無視してしんぼうしんぼう。最後のやっちゃんの歌もしんぼうしんぼう。 (ピロちゃんきゅ〜)[投票(2)]
クレイマー、クレイマー(1979/米)★0 公開当時大変な反響を呼び、その年のオスカーをかっさらった話題作。NY仕事人間テッドは家庭を顧みず、家には眠りに帰るだけ。子供のために仕事を辞めて専業主婦に収まっていた妻ジョアンナは「何のために生きているのか分からない」と荷物を抱えて家を出ていく。 7才の息子ベンジーと二人きりになったテッドは家事と仕事の両立に悪戦苦闘の日々を送らざろう得なくなる。が、そんな日々にも慣れてきた頃、妻からの連絡が入る。なんと息子を返して欲しいと。かつて連れ添った夫婦がタイトルが示すとおり「争う」のである。 (のこのこ)[投票(1)]
七年目の浮気(1955/米)★2 NYの男たちは夏の間、妻子を避暑地に送り出し自由気ままな独身生活を楽しむ。小さな出版社に勤める男トム・イーウェルもその一人だが、医者から禁酒・禁煙を言い渡され不承不承従っていた。しかし、そんな彼のアパートに素敵なブロンド美人マリリン・モンローが越してきたことから、男の妄想が広がっていく。ビリー・ワイルダーモンローを起用し、地下鉄からの風で白いドレスが捲くり上がるカットはモンローの代表的シーンとして映画史に残ることになる。注:冷やしたパンティーは身体に悪いので良い子は真似してはいけません。 (sawa:38)[投票(3)]
野ばら(1957/オーストリア)★3 東側から、ドナウ川伝いにたったひとりで亡命してきた少年。ひとりぼっちの彼を元・船長のおじいさんが引き取り、育ててくれる。 ところがこの亡命少年、天使の歌声の持ち主。ソレに気づいた元・船長、彼を歴史ある名門のウィーン少年合唱団に入団させるために大ハッスル。自転車2ケツでウィーンに乗り込み、合唱団本部に直談判!いくら才能があっても試験も受けずに「入れてくれ!」は無いだろう?そんな強行突破は許されるのか? アルプスの美しい雄大な自然をバックに、半ズボンの天使の声を持つ少年達が楽しそうに群れ遊び、愛と友情を歌い上げる。邪悪なモノのカケラもない。健康的で優良な音楽劇。当時のリアルの合唱団員が登場しているのが、見所。 (ボイス母)[投票(3)]
ボギー!俺も男だ(1972/米)★4 他の多くのウディ・アレン監督主演作品と同様、主人公は気の弱い男で、常に押しの強い友人(?)に圧倒されている。 映画『カサブランカ』等で有名なハンフリー・ボガートを敬愛する彼の目にボガートの姿が現れ、彼独特のスタイルでなじられ励まされする中で、主人公は勇気を身につけてゆくのだった。 (YO--CHAN)[投票(1)]
七人の侍(1954/日)★5 野武士の横暴に耐えかねた農民たち。「おさむれえさやとうだ(侍を雇おう)」と決めたのはいいが、金がない。とりあえず米はあるので「御飯食べ放題」の報酬を掲げて町へ行く。そして七人の侍が集まった。しかし彼らは食べ物につられたわけではなく、みなそれぞれの想いを胸に秘め、命を張る覚悟だった。 (ミドリ公園)[投票(3)]
麦秋(1951/日)★4 「ばく-しゅう 【麦秋】 麦の熟する頃。初夏の頃。むぎあき。むぎのあき。[季]夏。」 ―北鎌倉に二世帯で住む間宮家の、少々婚期を逃した紀子(28歳)の結婚話に、両親も兄夫婦も友人も上司も近所のおばちゃんまでもが右往左往する物語、が表向きのテーマ。小津自身は、この44作目のテーマは「輪廻」「無常」だったと後に語っている。いつもながら、今は失われた(に違いない)日本人の家、日本人の生活、日本の空気を具に感じられる作品。1951年度キネマ旬報ベストテン第一位、芸術文部大臣賞受賞。 (muffler&silencer[消音装置])[投票(3)]
都会のアリス(1974/独)★5 桟橋で「渚のボードウォーク」を歌うドイツ人作家フィリップ(フォーグラー)が抱いていたアメリカへの幻想はもはや崩れ欠けていた。幾ら撮れども写真には何も写らないようだった。不本意なまま帰国が決まり空港を訪れた彼は偶然出会ったドイツ人のアリス親子と一宿を共にする。目覚めてみるとアリス(イェラ・ロットレンダー)の若い母は蒸発、残された二人は西ドイツの何処かにあるというアリスの祖母の家を探す旅に出る。 ヴィム・ヴェンダース監督の<ロード・ムービー三部作>の第一作。 (町田)[投票(2)]
マリア・ブラウンの結婚(1979/独)★5  結婚して一日で出征し、終戦後も帰らぬ夫へルマンを思いながら、マリアは占領軍のバーで働くようになる。そしてそこで出会った黒人兵ビルと愛し合うようになる。戦時中と戦後のドイツが見事に描写される。当時のニュージャーマンシネマの中でも等身大の人間とドイツを描いた。という意味でこれが一番。もっと長生きして欲しかったよ。ファスビンダー様。 (ALPACA)[投票(2)]