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けにろんさんのあらすじ: 更新順

★4タイタニック(1997/米)1912年4月10日、イギリスのサウスサンプトン港からアメリカに向け処女航海に出ようとしている史上最大規模の豪華客船タイタニック号には2,000人近い人々が乗り込もうとしていた。いかさま賭博で巻き上げた乗船チケットで3等船室に乗り込んだジャック(レオナルド・ディカプリオ)は、ほどなく米上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)と出会い恋に落ちる。ローズの婚約者キャル(ビリー・ゼーン)、コロラドの貴婦人モリー・ブラウン(キャシー・ベイツ)等様々な人々を乗せタイタニック号は運命の瞬間に向け走り続ける…。1997年のアカデミー作品賞他10部門に輝いた超弩級の大作にしてヒット作。[投票]
★3ドクトル・ジバゴ(1965/米=伊)19世紀末のロシア。8歳で両親を亡くしたジバゴ(オマー・シャリフ)はグルメーコ家で育てられ、家の娘トーニャ(ジェラルディン・チャップリン)はジバゴを愛するようになった。近所には仕立屋の娘ラーラ(ジュリー・クリスティ)がいたが、彼女は弁護士のコマロフスキー(ロッド・スタイガー)の慰み者になっている自分に悩んでいた。暮れのクリスマス舞踏会でジバゴとトーニャの婚約発表が行われようとする最中、ラーラの放った銃弾がコマロフスキーを直撃する。折しもロシアは第1次世界大戦に突入し彼等も歴史の荒波に飲み込まれて行く…。1965年アカデミー脚色賞・作曲賞・美術賞・衣装デザイン賞を受賞。[投票(1)]
★5花様年華(2000/仏=香港)1962年の香港。新聞社に勤めるチャウ(トニー・レオン)と商社に勤めるチャン(マギー・チャン)は同じ日に同じアパートに引っ越して来て隣人になった。ある日、一緒に食事をした際にお互いの伴侶が不倫関係にあることを知ってしまう。それ以来、2人は密会を重ねるようになって行く…。カンヌ映画祭主演男優賞・高等技術賞、モントリオール映画祭最優秀作品賞、台湾金馬奨主演女優賞・撮影賞・衣裳賞、セザール賞外国語作品賞他。[投票]
★4シェーン(1953/米)1890年のワイオミング。東部から移住して来る開拓農民たちと古くから住む牧場主ライカー(エミール・メイヤー)の間で争いが続いていた。そんな農民達の或る1家。ジョー(バン・ヘフリン)は妻マリアン(ジーン・アーサー)と息子ジョーイ(ブランドン・デ・ワイルド)と共に開拓に精を出す日々だったが、ある日、1人の流れ者の男がやって来て1杯の水を求めた。男はシェーン(アラン・ラッド)と名乗り、ジョーは晩の食事に彼を引き留めた。ライカーとの事情を聞かされたシェーンは留まることになった…。アカデミー撮影賞(ロイヤル・グリッグス)を受賞。[投票]
★4妻は告白する(1961/日)北穂高の岩壁で3人の登山者が遭難する。落下した薬学者の滝沢(小沢栄太郎)と妻彩子(若尾文子)を同伴した製薬会社社員の幸田(川口浩)が1人で支える形になってしまったのだ。ギリギリの状況下で彩子は自分と夫を繋ぐザイルにナイフを当てた。そして生還した彩子と幸田が裁かれるなか3人の関係が明らかにされて行く…。若尾文子がこの年のブルーリボン主演女優賞、キネマ旬報女優賞を受賞。[投票]
★2燃えつきた納屋(1973/仏=伊)11月になると雪に閉ざされるフランスの寒村オートドーブ。ある雪の夜、道路脇に若い女性の変死体を除雪車が発見した。殺人事件と判断した当局は治安判事ラルシェ(アラン・ドロン)を首班とする捜査団を派遣した。被害者は村とは関係のない女性で、ラルシェは現場から一番近い「燃えつきた納屋」と何故か村では呼ばれる農家に目をつける。主はローズ(シモーヌ・シニョレ)という女で夫と子供達夫婦で構成される大家族であった。ラルシェの巧妙なアプローチで一家の秘密が明らかにされていく…。アラン・ドロンシモーヌ・シニョレの共演は『帰らざる夜明け』に続いてのものとなった。[投票]
★3ライアンの娘(1970/米)1916年、独立蜂起が失敗に終わったアイルランドの寒村キアリー。教師のチャールズ(ロバート・ミッチャム)はロージー(サラ・マイルズ)の思いを年齢差を考えて拒んで来たが激しい求愛に折れる形で結婚する。しかし、彼はやはり歳であった。夜な夜な求めてくるロージーに満足な形で答えてやれない。そんな彼女の前にイギリス守備隊の指揮官として若いランドルフ(クリストファー・ジョーンズ)が赴任して来る。燃え上がる若き2人。一方、独立運動家たちは武器をキアリーに極秘に荷揚げすべく画策していた…。1970年アカデミー助演男優賞(ジョン・ミルズ)と撮影賞(フレディ・A・ヤング)を受賞。[投票]
★3ロッキーVI(1986/フィンランド)ヘルシンキの街中。ロッキー(シル・セッパラ)は出会った男イゴール(サク・クオスマネン)と何故かボクシングをするのであった…。レニングラード・カウボーイズのプロモーション・フィルムとして制作された8分のショート・ムービー。日本では『マッチ工場の少女』の付け合わせとして公開された。[投票(1)]
★3ドラゴン怒りの鉄拳(1972/香港)日本軍国主義の嵐が中国全土に吹き荒れる1908年。上海国際租界に1人の中国人青年(チェン=ブルース・リー)が戻って来た。彼の師でありチン・ウー道場の創始者の葬儀に参列する為であった。悲しみに沈む道場に大日本紅口道場から「アジアの弱者」と記した銘板が届く。チェンは激昂し大日本紅口道場に乗り込んでいく…。ブルース・リーの主演第2作にして最高作との評価が高い。[投票]
★3ボッカチオ’70(1962/仏=伊)第1話「くじ引き」射的場の看板娘ゾエ(ソフィア・ローレン)はくじ引きの景品になって客を釣っていた…。第2話「アントニオ博士の誘惑」独身道徳家アントニオ博士(ペッピーノ・デ・フィリッポ)の家の前に美女(アニタ・エクバーグ)の巨大看板が出現…。第3話「レンツォとルチャーナ」職場結婚で要退職の会社に勤めるレンツォ(ジェルマーノ・ジリオーニ)とルチャーナ(マリサ・ソリナス)は内緒で結婚…。第4話「仕事中」妻ブーベ(ロミー・シュナイダー)の実家から財政援助を受けているオッタビオ伯爵(トーマス・ミリアン)はスキャンダルを隠そうとするが…。62年の公開時カットの第3話モニチェリ篇が98年リバイバル時に復元された。[投票(1)]
★3青春群像(1953/伊)イタリア北部の小都市リミニ。30歳になろうかとする5人の若者達は自堕落で怠惰な日々を送っている。ファウスト(フランコ・ファブリーツィ)はモラルド(フランコ・インテルレンギ)の妹サンドラ(レオノーラ・ルッフォ)を妊娠させてしまい仕方なく結婚するが女癖が悪く勤め先の細君を誘惑して解雇される。レオポルド(レオポルド・トゥリエステ)は作家志望だが才能が無く、アルベルト(アルベルト・ソルディ)は姉貴に金を無心する毎日。リカルド(リカルド・フェリーニ)は歌ばかり歌ってるだけ…。フェリーニの半自伝的作品。ベネチア銀獅子賞受賞。[投票]
★2メリーゴーランド(1974/伊)数年前に妻を亡くしたロベルト(ベキム・フェーミュ)は10歳の息子ルカ(レナート・チェスティエ)と2人暮らしだが弁護士であるロベルトは忙しくルカのことを構ってやれない。又、恋人のベロニカ(アゴスティーナ・ベリ)を引き合わせるタイミングも難しい。一計を案じロベルトは休暇を取って家族旅行を計画、そこにベロニカも参加させる。ルカとベロニカは心が通うかに見えたが父と恋人のキスを見たルカは心に傷を負う。ロベルトの秘書アルベルト(ニーノ・セグリーニ)が優しくルカを説得。次第にルカも心を開き始めた。そんな折、原因不明のめまいがルカを襲った…。主役のレナート・チェスティエ少年の愛らしさが胸を打ち世界各国でヒットを記録した難病もの。[投票]
★4永遠〈とわ〉に美しく(1992/米)1978年のブロードウェイ。落ち目の女優マデリーン(メリル・ストリープ)の前に学生時代から対抗意識を燃やすヘレン(ゴールディ・ホーン)が婚約者の整形外科医アーネスト(ブルース・ウィリス)を伴って現れた。しかし数ヵ月後の結婚式場ではマデリーンとアーネストが祝福を受けていた。7年後、ヘレンは過食症に陥って精神的にも崩壊寸前だった。更に7年後、容色衰えたマデリーンは落ちぶれて死体の死化粧を生業とするようになったアーネストとビバリーヒルズで荒んだ生活を送っていた。そんな彼らの元にヘレンから出版パーティの招待状が届く…。1992年アカデミー特殊視覚効果賞を受賞。[投票]
★5ジーザス・クライスト・スーパースター(1973/米)灼熱のケナブ砂漠の足場の築かれた廃墟に1台のおんぼろバスがやって来た。停まったバスから降りて来た50人の若者達は衣装を着け始める。バスの屋根にくくりつけられた小道具の十字架が降ろされる。沈鬱な表情の長髪のテキサス人(テッド・ニーリー)が主役のイエス・キリストを演じるらしい。そして岩山の頂上で苦悩するユダ(カール・アンダーソン)の絶叫調のシャウトでイエスの最後の7日間の物語が幕を切って落とされた…。アンドリュー・ロイド・ウェーバーが地方公演でムーヴを起こし遂にはブロードウェイで公演されたロック・ミュージカル。ノーマン・ジュイソンは『屋根の上のバイオリン弾き』撮影中のユーゴでレコードを聞いて映画化権をとりつけた。[投票(2)]
★2燃える勇者(1981/日)アフリカで死んだ両親の納骨に帰郷したジョー(真田広之)は、アフリカ行きの船に寝過ごして乗り遅れ、見知らぬ地方都市に来てしまった。街中で暴れ馬を鎮めたのが縁で和平(佐野浅夫)の家に世話になる。両親を亡くし寂しげな孫娘の和代(伊藤かずえ)に兄の文男(矢吹二朗)が誕生プレゼントを持って来るが謎の事故死を起こす。ルポライターの西条(勝野洋)が現れ文男は街のボス大矢(安部徹)の悪事の証拠を掴んだ為に殺されたと言った…。土橋享の監督昇進第1作。[投票]
★5ラストタンゴ・イン・パリ(1972/伊=仏)或る冬の朝、パリのアパートの空室で偶然、中年男(ポール=マーロン・ブランド)と若い女(ジャンヌ=マリア・シュナイダー)がかち合った。別々に室内を検分する2人だったが、突然かかってきた間違い電話を契機に男の手が女を捕らえた。爆発的な愛の営みの後、2人は互いの名前も知らず別れるのであった。ジャンヌには若い恋人のトム(ジャン・ピエール・レオ)が居たが中年男との悪夢のような出来事が忘れられなくなっていた。そして憑かれたように、あの部屋を再び訪れると中年男が待っていた…。ベルトルッチが『暗殺の森』に続いて放った第6作。マーロン・ブランドはNY批評家協会男優賞を得た。[投票(1)]
★3ファイナル・プロジェクト(1996/豪=香港=露=米)香港国際警察特捜隊員のジャッキー(ジャッキー・チェン)にCIAから緊急指令が入った。国際的密輸グループのメンバーのナターシャ(グリシャエバ・ノンナ)をウクライナまで追跡しろとのこと。楽勝任務と浮かれるジャッキーだったが、ウクライナ空港で地元警察に任務を引き継ごうとしたその時、ナターシャが会った人物に目が行く。元CIA局員で現武器密輸業者のツィ(ジャクソン・ルー)であった。ツィはUR−25という世界を壊滅させ得る秘密兵器の取引に絡んでいたのであった。ジャッキーのワールドワイドな追跡が始まった…。『レッド・ブロンクス』で全米拡大公開を遂げたジャッキーが続いて放った作品。[投票]
★3夜逃げ屋本舗(1992/日)借金苦に悩む人々を救済すべく夜逃げを斡旋する「ミッドナイトラン」の社長、源氏(中村雅俊)は今日も或る家族を借金取りの魔手から救った。一方、「大帝都信販」調査部の芙美子(大竹しのぶ)は彼等の行動を阻止しようと挑んで来るが源氏達は何とか凌いで仕事を遂行している。そんな或る日、暴力金融を営む浜崎組組長(谷啓)が彼等に夜逃げを依頼してきた…。この後シリーズ化され3までが公開された。[投票]
★4チャップリンの 独裁者(1940/米)第1次大戦末期。1兵卒として戦線で奮闘していたトメニア国のユダヤ人の床屋(チャールズ・チャップリン)は飛行機の故障で不時着したトメニアの空軍将校シュルツ(レジナルド・ガーディナー)を救う。数年後、戦争に敗れ混乱状態のトメニアで1人の独裁者が頭角を現す。ヒンケル(チャールズ・チャップリン2役)というこの男は金髪碧眼のアリアン民族による世界統一を目指し国内のユダヤ人狩りを始めた。一方、戦争後遺症で入院していた床屋は数年ぶりにゲットーに戻ってきた。ヒンケルの精鋭突撃隊がゲットーに向かう。司令官はシュルツであった…。この映画のためチャップリンはトレードマークの山高帽とドタ靴を初めて脱ぎ、しかも完全トーキーで挑んだ。[投票(1)]
★3三文役者(2000/日)タイちゃんこと役者の殿山泰司竹中直人)は36歳のとき京都の喫茶店「フランソワ」のウェイトレスのキミエ(荻野目慶子)と相思相愛になり彼女の父親(桂南光)に結婚を申し込みに行くが、実はタイちゃんには鎌倉に内縁の妻アサ子(吉田日出子)がいたのだった…。新藤兼人監督が近代映画協会の盟友殿山泰司へのオマージュを捧げた作品。[投票]